読書-Harinezumiの生活

読書好きな自分(読書垢)が読んで本で伝えたいことなどを書いていきたいと思います!

三国志というストーリーの魅力を解き明かす

三国志60巻セット

三国志60巻セット

唐突ですが、私「三国志」が好きです!

小学生の頃、母がどこから手に入れてきたのか横山光輝先生(魔法使いサリーの作者ですね)の漫画三国志全60巻が我が家の本棚にいきなり並びました。

読み始めたら面白くてもう止まらない!

今現在でも実家に保管してあり、今の年齢になるまでに何十回繰り返し読んだことか・・・

その間に吉川英治さんの小説三国志も読みあさり、自分の人生の中で三国志というストーリーは外せないものとなってしまいました。

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■三国志の魅力

三国志戦場風景

ここ最近では、三国志の舞台とはもう少し前の時代(春秋戦国)の「キングダム」もかなり流行っていて、私も息子と一緒に楽しんでいます。

しかし、私にとってはやはり三国志のほうがなじみがあるのです。

三国志を読んでいると「人徳」、「人脈」、「タイミング」、「運」、「学び」、「判断」が大事であることをいつもすごく感じさせられます。

今回はその中で場面は異なりますが、2つの似通ったエピソードを紹介します。

 

■龐統軍師の運命

龐統の死

「諸葛亮孔明」という名軍師がいるのは有名ですが、実はその人物と双璧をなすレベルに「龐統士元」(ほうとうしげん)という人物がいます。

主人公の劉備玄徳は二人のうちのひとりでも部下にできれば天下を取れる!と言われていた中で、ふたりとも部下にするというラッキーに恵まれました。

しかしながらそこで不運が起こります。もともと劉備と孔明は常に高い信頼関係を築いていました。

龐統は後から劉備の部下になったこともあり、早く劉備に認められたい(気に入られたい)ことに焦り、戦の対応中で判断を誤って戦死をしてしまうことになります。

類まれなる才能が一瞬で消えてしまう残念なシーンでした。

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■泣いて馬謖を斬る

泣いて馬謖を斬る

「馬謖」(ばしょく)という、これも若く非常に優秀な人物がいます。

孔明はいずれこの馬謖は自分を継ぐ人物だと認めていました。しかし、この馬謖も早く手柄を立てて認められたいという焦りから、判断を誤り、戦を大敗に導くことになってしまいました。

軽率な判断により味方に大きな被害をもたらした行為について、孔明はこの罪を許すことは他の部下に示しがつかないと判断し、馬謖を処刑することにしました。

しかし、孔明はその才能を惜しみ処刑後に泣き崩れています。

このエピソードが有名な「泣いて馬謖を切る」という言葉を生み出しています。

 

■エピソードから学ぶこと

この2つのエピソードは時間軸も全く異なるタイミングで生じているのですが、共通して言えるのは強すぎる承認欲求が招く誤った判断からの結果、ということになります。

ふたりとももう少し我慢する気持ちがあればこの物語はまた違っていたかもしれません。

このエピソードを読むたびに「タイミング」と「判断」がいかに大事であるかということを強く感じます。

他にも好きなエピソードはたくさんあるのですが、いろいろと思い出すたびに日常の自分の仕事とつなげて考えることも多くなりました。

先日も孔明のエピソードを交えた「諸葛孔明 人間力を伸ばす七つの教え」というビジネス書を読み、非常に勉強になりました!

 今後も長い付き合いになるであろう三国志ですが、登場人物は500名を超えると言われています。

今後もひとり一人の個性に注目しながら楽しんでいきたいと思います。

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世界一やさしい才能の見つけ方|自分の「才能」に気が付ける方法

才能の見つけ方表紙イメージ

自分の才能をみつけよう

この本のテーマは、ずばり「才能」です。

著者によれば、才能のない人は存在しないそうです。

陸上界ではサニブラウン、将棋界では藤井総太など、多くの方々は彼らにはもともと特殊な才能があったのでは?と感じるところでしょう。

しかし、この本では誰しもその人だけの才能を持っているけど、それに気がついていないだけだと言います。

それは「つい、やってしまうこと」、つまりあえて身に付けることではなく、自分に自然にある性質なのです。

本書はその自分の性質を長所から才能へ引き上げるための1冊です。

自分の才能に気づいてみませんか?

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■気が付いていないだけ

才能というとたぐいまれな能力というようなイメージがありますが、そうではありません。実は人間にはだれしも才能があるのです。

それをどんな場所で活きるのかを知っている人が「才能のある人」と見えるだけなのです。

筆者は人と接することが苦手な人だったようです。

それを克服するためにあえて「ヒッチハイクの旅」を自分に課して克服しようとしたそうですが、いくら頑張っても満足の得られる状態になることはなかったそうです。

でも視点を変えて、その経験で身に付けた「ヒッチハイクの方法」をブログで発表したところ、それがかなりの人気を呼び、本の出版にまでつながりました。

そんな過程を経て才能がある人だと見られるようになったんですね。

 

■ついやってしまうことこそ才能

自分の才能が見つけられない時に陥っている間違いとして以下が挙げられます

・「人よりうまくできること」を才能だと考えること
  →そうではなく自分が無意識に使っている「才能」を見つけるべき

・「資格やスキル」を重視すること
  →後天的に身に付けたものは才能ではない

・「なりたい自分」になろうとすること
  →憧れは自分を否定することに近い

・努力は必ず報われると思うこと
  →自分の才能があることに対して努力すべき

・成功者から学べば成功できると考えること
  →あくまでもその人がうまくいったやり方にすぎない

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■5つの質問で自分の才能を見つけてみる

才能を見つける技術はいくつかあるそうです。ここでは5つの質問にしたがって自分の才能を考えてみましょう。

以下にあてはまることが自分の才能を見つけるきっかけになるかもしれません。

質問1:他人にイラッとすることは?
 →自分がイラっとする裏側には逆にこうしたらいいのでは?という自分がついやってしまうことが見つかる可能性があります

質問2:親や先生によく注意されたことは?
 →出る杭は打たれる的な考えで、目立つからこそ注意されたことはないでしょうか?実はそこから自分の才能がみつかることもあります

質問3:やっちゃダメと禁止されると辛いことは?
 →コロナで自粛生活が続いた際に、人と直接あって話したい!と思ったならば、コミュニケーションという才能をもっているかもしれません。辛いのはついやってしまうことを阻害されるから起こる感情なのです。

質問4:あなたの短所を「だからこそ」と言い換えるとどうなりますか?
 →自分の短所は意外なほどすぐ答えられるものです。だからこそそれを活かせる場面はどこだろう?と考えてみることも必要です。

質問5:他の人は嫌がるのに、自分には楽しいと思えることは?
 →人が嫌がっている仕事が、自分にとっては楽しくて時間も忘れるほどであるという状態があればそれはかなりの才能です。

■自分の才能をうまく活用する

自分の才能を見つけることができたら、その次はそれを活かし、育てる方法を見出していくことが大切です。

今までは短所だと思っていたことが、場面を変えると長所になり、うまく活用すれば才能にも変わるのです。

どんなに優れた才能を持っていたとしても、まずそれに自分自身が気が付けないままでいると宝の持ち腐れですね。

今まで自分もそんな視点から才能を考えることはありませんでした。

今回教えをもらったやり方で、自分なりの才能を見つけてみたいと感じました。

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あの日、君は何をした ~まさきとしか~ 正当化はできない母の愛情・・・

『完璧な母親』とは・・・

この作品は、親が抱く子供に対しての感情、そしてその子供はどうそれをとらえているのか?を深く考えさせられる機会を与えてくれたように思います・・・

■あらすじ

母の愛情

北関東の前林市で平凡な主婦として幸せに暮らしていた水野いづみの生活。

息子の大樹が連続殺人事件の容疑者に間違われて事故死したことによりその生活は一変します。

深夜に家を抜け出し、自転車に乗っていた大樹は、何をしようとしていたのか――。

時は変わり15年後、新宿区で若い女性が殺害され、重要参考人である不倫相手の百井辰彦が行方不明になります。

無関心に見える妻の野々子に苛立ちながら、母親の智恵は、必死で辰彦を探し出そうとします。

刑事の三ッ矢と田所が捜査を進めるうちに、無関係に見える二つの事件をつなぐ鍵が明らかになっていきます・・・

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■読み手側の感覚として

中学生の息子を信じがたい事象により失った母親が、それをきっかけに異常な感情を持ち始めるという状況・・

最愛の息子を失ったことに対して気の毒だと思わせる反面で、幸せだったはずの家族関係を自らの手で崩壊させてしまいます・・・

残された家族のことを全く考えない状況に陥ってしまうんですね。

一方、場面が変わり、それから15年後に起こる別の事件が語られ始めます。

読み手としては前段の話とは一体どこでつながるのか?

期待感とじれったさを感じながら経過をたどることになりました。

どちらの事件もそこに登場する母親の息子に対する異常までの執着心が恐怖すら感じさせるレベルになってきます。

 

■ストーリー展開の面白さ

悩む

そして最終的には、その2つのお話が意外な接点で結びつくのです・・・

その接点を見出したのは三ツ矢刑事。

恐らく彼が幼少に体験した事実があるからこそ、この事件の解決につながったのではないかと感じました。

このお話全般に言えることですが、「母親」の立場である女性が数多く登場します。

それぞれの場面で、母親としての子供に対する感情移入が重すぎると感じたのはわたしだけでしょうか・・・

そして、愛情を注がれていた子供の本心とは・・・

知らなくても良い事実もこの世にはあってもいいのではないか?と思わせる複雑な気持ちにさせられました。

一般の母親の方の立場からしたら「自分の子供に対しての強い感情移入は当たり前だ!」とおしかりを受けそうな言い方をしてしまいましたが、その方向が正しくないとすべてを不幸にしてしまいかねない・・・

そんなこと感じた作品でもありました。

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夢幻花:花をめぐる人間模様と運命の交差点

目を引く装丁からの出会い

この「夢幻花」は装丁が刷新されたバージョン(淡いブルー)に魅せられて、書店で手に取りました。

今は書店でこの装丁にお目にかかることはできるのでしょうか?

装丁ってやっぱり大事です!とてもきれいな色じゃないですか!

 

■夢幻花あらすじ

ある花(黄色いアサガオ)に関係する事実をめぐり、幾人もの登場人物が動きます。

それが最後には全て繋がりを持ちます。

それぞれの登場人物の性格や、その人たちが振る舞う場面の絶妙な切り替えなどが秀逸です!

自然とドラマの映像が頭に浮かんでくる程でした。

主人公の蒼汰の言葉で出てくる、「世の中には負の遺産というのがある。それを誰かが引き受けなきゃならないんだよ」という言葉に私自身はすごく重みを感じました。

花を愛でながら悠々自適な生活を送っていた老人・秋山周治が殺されることから物語は始まります。

遺体の第一発見者は孫娘である梨乃。

梨乃は祖父の死後、庭から消えた黄色い花のことが気にかかり、花の写真をブログにアップします。

そしてその情報を見て、身分を隠して近づいてきた警察庁に勤務するエリート・蒲生要介という人物。

要介の弟・蒼太と知り合いになった梨乃は、蒼太とともに事件の真相と黄色い花の謎解明に向けて動き出します。

西荻窪署の刑事・早瀬らも事件の謎を追いますが、そこには別の思いも秘められていたのです。

その花には警察もが隠したい事実もあることがわかります・・・

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■幻の黄色いアサガオ

黄色いアサガオ

黄色いアサガオというものは実在するのか?

素朴な疑問を持ったので、少し調べてみました。

子供のころからアサガオの観察などには携わってきたものの、言われてみれば黄色いアサガオというのは見たことがなかったです。

専門的な科学知識は全くないので詳細はわかりませんが、専門家の方々の取り組みにより実現しています。

幻の「黄色いアサガオ」と言われているようですが、非常に夢のある取り組みですね!

写真も掲載してくれているのですが、また違ったアサガオの雰囲気が楽しめます。

【参照】

www.nibb.ac.jp

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■夢幻花の評価

東野圭吾さんの夢幻花は個人的にはあまり表立って目立っていない印象もあるのですが、ネット上での感想をつぶさに見ていくと多くの方々が高く評価している感じでしたね。

<感想の例>

・全く先が読めないが、終盤に向かってすべてがつながってくる爽快さ
・東野圭吾さんらしい理系脳と伏線の回収が気持ちいい作品
・人物の視点の違い、緻密な構成とプロローグ、東野氏の観察眼が光る上質ミステリー

などなど、読んでいて嬉しいコメントも多かったです。

 

■夢幻花を読んでの感想

ストーリーの中で蒼太と梨乃が協力しあい成長していく姿が私にとってはすごく初々しく映りました。

この作品は東野さんご自身もかなり力を入れたとおっしゃっていました。

確かにその通りで読み手の意識をくぎ付けにするストーリー展開だと思いました。

ずっと手元に置いておきたい一冊であることは間違いありません!

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学びのわざ: 人生を面白くする学びの力

人生が面白くなる学びのわざ表紙イメージ

人生が面白くなる学びのわざ

学び続けることで人生が面白くなる

明治大学の齋藤教授による、学ぶ人が持つべき学ぶ姿勢について語ってくれています!

「教育」とは、教育者が何をどのように伝えるかだけではなく、教育を受ける側が何をどのように学ぶかも重要ということをしっかりと教えてくれます。

教えてくれないから・・・ではないのです。

自律型の自己成長が求められる今の時代では、自分自身で学ぶという意識が非常に大事であることを教えてくれます。

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■学びの「わざ」とは

学び

まず自身が持つ目標が明確かどうかを考えてみることが大切です。

目指すべきことがはっきりしていると、それを学びにもつなげやすくなります。

次に迅速なフィードバックがあり、スキルとチャレンジのバランスがとれたぎりぎりのところで活動しているかどうかを考えてみること。

(いわゆるフロー状態になれているか)

フロー状態というのはものごとに没頭して時間を忘れるくらいにのめりこむことです。

そんな状態を生み出す仕掛けが必要なんですね。

 

■まずは先人に学べ

本から学ぶ

本を読むことはまさに先人の話を聞くことに等しいことです。

死んでしまった偉人の話は直接は聞くことはできませんが読むことはできます。

ただ読むのではなく、それを聞くように読むこと!

それが、読書の醍醐味であり、最大の学びへの活用方法ですね。

書店にはいろんな分野の有効な本がそろっています。

まさにお宝の山ですね。

 

■学びの「型」を身につける

学びイメージ

型とは才能やセンスがない人でもある程度のところまではたどり着けるものです。

それゆえに型は理にかなった学びのメソッドであると言えます。

型を身に着けるための3つの手順として、

①真似してみる 

②繰り返して身体に叩き込む 

③基本の「型」をアレンジしてみる 

ということが紹介されています。

趣味の世界でも同じことが言えると思います。

私も以前ギターをやっていた時には、好きなアーティストの演奏を真似して、繰り返し練習して、それを基に自分のフレーズなどを作っていたものです。

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■今日から始める「学び生活」

心が動いたときは、何かを発見しているときです!

日常の生活ではなにかしら気持ちが動かされている時があるものです。

常に「向上感」を持つこと。そして「向上感」を持つ人を見て学ぶことが大事です!

自分に新しいスキルが身につくとやれることが増えていくという実感を持つことが大事だと思います。

本を1冊読むだけでも、今まで知らなかったことが自分にインプットされる可能性は大きいので、普段から地道に取り組むことは大切ですね。

 

■まとめ(感想)

リスキリングというキーワードを最近はよく耳にするようになってきました。

今まで自分にはなかった知識を身に付けたいなど、そんな機会も増えてきました。

思いはするもののなかなか手が動かないことも事実です。

そんな人には、さらっと読めて、しかも読んだ後は何か学んでみたい!

そんな気持ちに自然とさせてくれる内容になっています。

自分のモチベーションを高めてくれるのには最適な1冊ではないでしょうか。

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若者の雇用危機:20年後のキャリアの先行きを予測する

仕事とキャリア年表表紙イメージ

仕事とキャリア年表

20年後には、日本から「サラリーマン」が消滅する

ショッキングな話ですが、おそらく現実はその通りになるのでしょう。

新卒一括採用、年功序列、終身雇用、定年退職制度…… 日本の「雇用制度」はすでに限界をむかえると言われます。

 

日本はアメリカの「ジョブ型雇用」に 切り替えなければ、もう、もたない?

本書は今後20年の「地殻変動」を大胆に予測しています。

 

2025年 「大リストラ時代」の幕開け。

2029年 若手社員の「転職」が激増。2031年 サラリーマン「超格差社会」の到来。

2037年 日本企業から「若手社員」が大量流出!? 2039年 ついに年金崩壊!?

 

「生涯現役」の時代へ そして2043年――日本から「サラリーマン消滅」!?

この先20年、「仕事に困らない」ために、何を始めるか――。

「新しい時代」の「新しい働き方」に備えなければいけません!

 

なにやら鮮やかな装丁だなあと手に取ってみて驚きました。

「はじめに」の冒頭、今から20年後には、日本から「サラリーマン」が消滅します・・・この衝撃の1文から始まります。

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■ついに日本でも始まるアメリカの「ジョブ型雇用」とは?

ジョブ型雇用

メンバーシップ型という日本の従来の雇用思想はいまだに根強い状況ではあります。

新卒採用活動は企業側のニーズと就職を希望する学生の動きがマッチする時期に一括採用という形をとることができます。

企業側も安いコストで、ある程度の人員を確保できるほうが効率がよいと言えます。

 

しかしながら、今後はある特定の職種(仕事内容)に特化した雇用形態が主流になってくると本書では語っています。

 

雇用後の職場異動など、企業にとっては柔軟な人の活用がしにくくなるという意味においては、まだまだジョブ型に移行する企業は少ないかもしれません。

しかし、徐々にジョブ型雇用の思想も取り入れている企業も出てきています。


■日本の「雇用制度」はすでに崩壊している?

メンバーシップ型雇用は、イコール専門家の育たないジェネラリスト思考の制度と言えます。

しかし、今後は個人に求められていくのはスペシャリストとしてのキャリアかもしれません。

 

個人としてはそのキャリアを活用して、1社にとどまらずに自分の力を存分に発揮できる場面に対して業務委託契約をし、収入の手段を複数確保するということが当たり前になるかもしれません。

 

人生100年と言われる現在では、メンバーシップ型雇用という環境の中でまんべんなく着実にキャリアを形成してきた人が求められなくなってしまう時代が訪れるかもしれません。


■激動の20年を大胆予測!未来の「仕事とキャリア」年表

上記の年表をイメージしてみるとまんざら非現実的でもないのか?と思わせる内容です。

それだけ現状から自然に予測できることなのかもしれません。

 

年功序列、終身雇用、新卒一括採用、定期異動によるジェネラリスト育成、定年退職という強制的な解雇システムを持つ日本の雇用習慣は限界を迎えている・・・

今まさにこの状況に浸っている自分にとっては衝撃な内容でしたね。

Z世代、α世代の登場で、世の中の考え方が全く変わってきてしまうのでしょうか?

 

■2040年に向けて「仕事とキャリアに困らない」ための準備

専門家イメージ現在、自分の息子が就活をする大学生ですが、彼にとっては激動な世の中になりそうです。

Youtuberなど数年前までにはなかった職業など、また新しい概念も登場してくるかもしれません。

私にとってはついていくのがやっとのことです。

 

ここ数年のコロナの影響もあり、良い意味で拡大、悪い意味で制限されたことも多々ありましたが、歴史的にもこの数年は今後かなり意味を持つ瞬間になるのかもしれません。

 

そして私はひっそりと終活でしょうか・・

 

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ビジネスパーソン必読:数字活用の魔法

仕事で数字を使うってこういうことです表紙イメージ

仕事で数字を使うってこういうことです

数字をうまく活用する技術

普段ホワイトカラー的な仕事をしている方々にとって、仕事内容は定性的なことがほとんどで、具体的に数値で表すことが難しいことも多いと思います。

仕事を先に進めるためには人に説明して理解を得ることが大切です。

そのために仕事で数値を使うことは非常に効果的であることも事実です。

この本では多くのビジネスパーソンが持つ数字に対しての苦手意識を解消してくれます。

読みやすいマンガストーリーを通じて数字活用を自分の武器にしてしまいましょう。

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仕事で数字をつかうためのアプローチとは

ストーリーを通じて以下4つのアプローチを具体的に理解することができます。

■まず対象とすることの数字を分けて考えること

数字分析の基本は「分ける」という視点です。例えばアパレル企業の売上を例にすると

・掛け算で分ける(分解):単価×来店客数×声かけ率×接客率×購買率

・足し算で分ける(分類):ワンピース+アウター+トップス+ボトムズ

という感じです。

こうすると売上を向上するにはどこにテコ入れをすればいいのかを具体的に検討することができます。


■損益構造を把握できること

損益分岐点という考え方は一度は勉強したほうがよいと思います。ビジネスは例外なくこの考え方が基本になっています。

簡単に言えば何個売れば利益がでるのか、逆に何個以下の売れ行きだと損失が出てしまうかを把握することです。

・損益分岐点:(固定費の合計)÷(価格ー変動費)

 ※固定費は家賃や給料のように売上とは関係なく絶対にかかる費用です

 ※変動費は売上に伴ってかかる費用です

 

■数字的に仮説を立てること

仮説を立てて次の方向性を決めるとき、感覚的であるとそれが思い込みになってしまうこともあり、結果として間違った方向に進む可能性もあります。

こんなときにも数字と物事の相関関係を分析してみるなど、数字の活用が有効なのです。

 

■数字的に予測をすること

数学的モデルという言葉があります。

これは数字を使って物事の構造や関係を体系化したものです。

上記で紹介した①②をベースに③を判断するときそれを体系化して、いろいろと検討をして理想形に近づけることが可能になります。

 

数字をつかう効果

定性的な仕事が多いホワイトカラーの仕事にも適用してみると、思いもよらない気づきがあるかもしれません。

実は思っていたことと別の局面の課題が見えてくる可能性もあります。

そして今よりも業務効率があがったり、人を納得させることも容易になるかもしれません。

数字を使う納得性というのは人を動かすときの武器になるのです。

 

まとめ(感想)

ストーリーの最後に「数字で語れないものを提供するには数字で語らなければならない」という言葉が紹介されています。

一見矛盾するような表現ですが、数字化することがそもそも無理と思い込んでしまっていることも、考え方次第で納得のいく数字化をすることが可能なのです。

あきらめてはいけませんね。

マンガという読みやすい形式で理解を助けてくれるのと、時々気軽に読み返すことで繰り返し自身にインプットしやすいのもいいですね。

ビジネスマンであれば知っておいて損のない知識だと思います!!

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十角館の殺人 あの一言で衝撃が走る 真実を知る瞬間がたまらない作品

十角館の殺人表示イメージ

十角館の殺人

新しい局面に入ってきました!

ミステリーファンなら、絶対に!必ず!読むべき、いや 読まなくてはいけない一冊です!

綾辻行人さんの「館」(やかた)シリーズの第一弾作品ですね。

私は20代の若い頃に一度読んでおり、そして50代になってから再読をしました。

お恥ずかしながらお話の詳細内容をあまり覚えていなかったのですが、内容にすごく衝撃を受けたことだけは記憶していました。

今回ふたたびじっくりと吟味し、改めて本作品の偉大さを感じることができました。

あの一言で・・・読者はきっと目を見開いて驚くことでしょう!

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■十角館の殺人あらすじ

十角形の奇妙な館が建つ孤島(角島:つのじま)が舞台となっており、そこに大学ミステリ研究会の7人が訪れます。

十角館を建てた不思議な建築家である中村青司(せいじ)は、半年前に炎上した青屋敷で焼死したと伝えられていますが・・・

やがて学生たちを襲う連続殺人が次々と・・・閉じられた空間での犯人は一体誰なのか?

アガサクリスティーのそして誰もいなくなったを思わせるお話で、ミステリ史上最大級の、驚愕の結末が読者を襲います。

 

■定番の設定

ミステリー研究会

この類のストーリーとしては定番である「ミステリー研究会」。

そのメンバーが次々と殺害されていく危機迫る展開にひきこまれます!

ミステリーファンであれば大学の「ミステリー研究会」という言葉は何度目にしたかというくらいいろいろなお話に出てきます。

でもなんだかその設定がほっとするし、くどさを感じないくらいすんなりと受け入れることができるんですよね・・・

(研究会のメンバーの構成もだいたい似たような人物が出てきますね)

そして、あの登場人物が放つあの一言を読んだ瞬間の衝撃が走る感覚!!

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■そして衝撃の事実が・・・

そうだ!
これだった!

衝撃の事実を知るイメージ

いや~ 人生でこの感覚を2度も感じることができたなんてきっと私は幸せ者ですね。

その衝撃の瞬間と同時に、今まで読み進めてきたものをはじめから読み返してみたくなる激しい衝動に駆られるのです。

それだけ そうか!そういうことだったのか!と驚かされることになります。

新装版はその衝撃の一言がページをめくった瞬間に目に飛び込むように工夫してあるとか・・・

館シリーズはその後も続くのですが、綾辻作品をこれから読もうと思っている方はまずはこの作品を読んでほしいですね。

コミック版も発表されていますね。

このお話をコミックにするには難易度が高いと言われていたようですが、見事に再現されているようです。

 

■十角館の殺人コミック版を読破しました

十角館の殺人コミック

以前から気になっていたこともあり、ようやく全5巻を入手したので、読んでみることにしました。

どうやってあのトリックを表現するのだろうか?とワクワクしながら読んでいたのですが、なるほどうまく表現しています!

私の場合には原作を知っている状態でコミックを読み進めていったので、また別の観点から読んだと言えるかと思います。

トリックを知った時に、はじめから読み返したい衝動にかられることを意識しているのか、きちんとストーリーを振り返ることができる構成になっていると思います。

全くお話を知らない人が読んだらどのような感想を持つでしょうかね?

ちょっと興味がありますね。

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■そしてついに映像化が実現しました

そして、そして最近かなり驚きのニュースが飛び込んできましたよね!

あのHulu独占配信で、「十角館の殺人」がついに映像化されたのです。

放映が3月22日となっており、かなり待ち遠しくしておりましたが、ついに見させていただきました。

どうやって表現するのだろうか?という期待と不安があったのですが、見事に再現されているかと思います。

全5話から構成されているのですが、時間があれば何度も見直しています。

配役も適切で、今後館シリーズを読むときにもキャラクター像がイメージしやすくなりそうですね。

本当にお見事でした! お勧めです!

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ミステリー愛好家必見!逃れられない衝動、『殺戮にいたる病』

殺戮にいたる病表紙イメージ

殺戮にいたる病

「これを読まずにミステリーをかたるなかれ」という装丁の文言を見てしばらく目を離すことができませんでした。

東京の繁華街で次々と猟奇的殺人を重ねるシリアルキラーが出現・・・

以前からいろんな方のブックレビューには登場していたものの実際に手に取ることがなかったのですが、一発で読みたい衝動にかられてしまいました!

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■叙述トリック

悩みと驚きイメージ

叙述トリックものの代表作とまで言われています。

普段から私はミステリー物が好きなのですが、この叙述トリックというものは非常に独特な印象を感じさせるものです。

通常のミステリー小説のトリックがストーリー上のどんでん返しであるならば、叙述トリックは普通に読み進めているうちに読者が〇〇を〇〇と思い込むことをねらう、いわゆる読者の心理をうまくコントロールするような手法と言えます。

そのために一部の描写をわざと伏せたり曖昧にすることで、作者が読者に対してミスリードを仕掛けるトリックと言われています。

感繰りが深い人にとってみると、このトリックに気が付いてしまうかもしれませんが、この手の作品は素直な気持ちで読み進めることが楽しむコツなのかもしれません。

私は大抵だまされる側の人なので、作品を十分に楽しめるタイプです。

 

■ストーリー

でも実はお話の内容は決して良いと言えるものではありません。

(つまらないということではなく、良心的にはという意味で・・)

しかしどういうわけか引き込まれるように読んでしまうのです・・・

最後の意外性とその内容を把握したことによる、読み返しの欲求を恐らく抑えることができなくなると思います。

全体的に気持ちが疲れる内容ですが、ミステリの名作のひとつという意味ではゆるぎのない作品ですね

 

■我孫子武丸氏

この一冊のイメージ

今回我孫子武丸氏の作品を読むのは初めてでした。

我孫子先生はあの綾辻行人など著名な作家を輩出した、同大学の推理小説研究会に所属していたようです。

その作風が多彩であることが有名で、重厚感があるものからコミカルなものまで幅が広いテイストのお話があることが魅力となっているようです。

代表的な作品として以下のタイトルがあるようですが、私が気になっているのは「狼と兎のゲーム」です。

・新装版 殺戮にいたる病
・新装版 8の殺人
・弥勒の掌
・探偵映画
・メビウスの殺人
・修羅の家
・凛の弦音
・狼と兎のゲーム
・さよならのためだけに 新装版
・監禁探偵

小学生の少年たちが、暴力を振るう父親から命がけで逃げるお話ということです。

死に物狂いで逃げる2人を追いかける父親。警察にも頼れない彼らは、茂雄から逃げ切れるのか。

こんな紹介文を読んだら手に取らないわけにはいかないと感じています。

入手しようと思います・・・

 

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コーヒーと読書の醍醐味は至福なひとときを得ること

コーヒーブック

コーヒーブック

コーヒーは読書に欠かせないアイテムです

コーヒーが好きです!

読書しながらのコーヒーはもっと好きです!!

その場所が喫茶店ならベスト環境です。

昔からですが、なんとなく読書とコーヒーってセットな感じを持っていました。

いろんな方がSNSに投稿されている写真を見ても、特に読書垢の方はコーヒーと本を一緒に撮影されている方が多いように思います。

最近ではスタバなどおしゃれ感たっぷりな空間も日常的で、そこで時間を過ごす自分に酔いしれる・・・という方々も実は多いのでは(笑)

そんな今どきの空間も良いのですが、私はどちらかというと純喫茶派かもしれません。

この本は書店で手に取ってみて、コーヒーについての知識や、喫茶店の紹介など豊富な写真とともに掲載されているのが気に入り購入しました。

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■コーヒーって奥が深い

コーヒードリップ

インスタントコーヒーは非常に手軽なのですが、時には豆からひいてドリップ・・というこだわりを持って、少し贅沢な感じを楽しみたいと思う人も多いかと思います。

豆の種類によっても、淹れ方によっても味は異なりますし、とても奥深いことが関心欲を掻き立ててくれます。

専用の道具なども凝りだせばたくさんあるので、こだわり始めるとこれは一つの趣味といってもいいくらいです。

自分で苦労して淹れたコーヒーの味と香りを楽しみながらゆったりとした気分で読書をするなんて最高です。

 

■自分がリラックスできる空間

コーヒーと読書

スターバックスなどおしゃれなカフェ空間で自分時間を楽しむ方も多くいますが、実は家カフェもなかなか良いものです。

休日は家族の誰よりも早く起きて、ゆっくりとコーヒーを淹れて、カフェBGMを流し、好きな本を読むのです。

誰にもじゃまされないひとり時間。

カフェのBGMはyoutubeでもいろいろとそろっています。

自然を感じたい場合には川のせせらぎの音など、ヒーリング効果があるBGMもたくさんあるので是非お勧めです。

すごく地味ですが工夫次第でお金をかけずに有意義な時間を過ごせると思います。

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■コーヒー豆のこだわり

コーヒー豆

ちなみに私はマンデリン系の少し苦みがしっかりしている味が好みです。

豆の種類にもさまざまあり、苦み系、酸味系など自分の好きな味を強調している豆を選んで試してみるのも良いかと思います。

深煎り、浅煎りや豆の挽き方でも味が異なるので、組み合わせは無限といえますね。

コーヒーはこだわりだせばきりがないのですが、手間をかけて豆をガリガリ挽いて、ドリップしている時の充実感や満足感はとても好きです。

是非贅沢な自分時間を楽しんでください!

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衝撃の展開!ルビンの壺の衝撃的な結末

ルビンの壺が割れた表紙イメージ

ルビンの壺が割れた

工夫を凝らした驚愕さ!

細かいことは言いません。この本は実際に読んでいただければその衝撃を味わう(楽しむ)ことができるでしょう!

短時間で読むことができますのでおすすめです!

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■あらすじ

水谷一馬は何げなく開いていたフェイスブックから、過去の恋人である結城未帆子を見つけます。

未帆子にメッセージを送るのですが返信はありません・・・

もともと2人は大学時代、同じ演劇部でした。

水谷は部長で、未帆子はあまり目立たない後輩だったのですが、演技の才能はずば抜けていました。 

その数年後、2人は結婚式を挙げる関係にまでなっていました。

しかし、未帆子は結婚式当日に現れず、水谷は心の打撃を受けていたのです。 

最初のメッセージから数年後、未帆子から返信があり、水谷と美帆子のメッセージのやりとりがはじまります。

そのやりとりから知ることになる衝撃の真実とは・・・

メッセージやりとりイメージ

■ルビンの壺とは

ルビンの壺はデンマークの心理学者エドガー・ルビンという人が考案した多義図形のことです。

表紙にもある黄色い壺は、視点を変えてよく見ると、2人の人間が向かい合っている図にも見えると思います。

①壺が見えるときは壺が図となり他が背景になります。

②人の絵が見えるときは、2人が図となり他が背景となります。

①②を同時に見ることができないことに気づくと思います。片方に意識をしていると片方が背景となり、認識できなくなってしまうという心理学です。

このお話全体がまさに視点を変えて見てみるとどうなのか?を思わせる不思議な内容になっていると感じました。

 

■感想

全体として(170ページ弱です)、メッセージのやり取り文が続きます。

なのでかなり読みやすく、内容もすっと入ってきます。

それだけに一馬と未帆子の心理的なやりとりがダイレクトに伝わってくるのです。

話の内容に引き込まれると同時に自分の気持ちをコントロールされてしまう感覚も味わえます(やめられなくなるのです)

一馬の本当のねらいは何だったのか?

そして未帆子は何をねらってメッセージのやりとりを続けたのか?

最後の結末を知ったときに、改めて詳細の心理をさぐるために読み返してみたくなる作品です。

ちょっと背筋が寒くなりブルっと震えました・・・

 

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まんがでわかる7つの習慣|この7つの習慣を知れば人生を豊かにできる!

7つの習慣表紙イメージ

7つの習慣

単なる自己啓発本ではありません

 

世界で3000万部、日本国内で160万部を突破した自己啓発本の金字塔『7つの習慣』が初のまんが化です。

大ヒットした『まんがと図解でわかる7つの習慣』よりもさらにわかりやすく、エッセンスがまとめてあります。

亡き父親のバーを再開すべく、バーテンダーを目指す主人公・歩が勤め始めたバー・セブン。

そこへ訪れる人々の悩みと気づきが、7つの習慣の要点とリンクし、読み応えのある物語となっています。

自分を変え、人生を変えたいと願うすべての人に読んでほしいですね。

自己啓発本のひとつとしてフランクリン・コーヴィー先生の「7つの習慣」を聞いたことがない人は我々のようなおじさん世代では恐らくほとんどいないのではないか?と思うくらい有名だと思います。

もちろん私も原本は所有しております。

今回のまんが版もそうですが、Youtubeなど様々な解説の機会が提供されているので、それも併せて参照していました。

コーヴィー先生の「7つの習慣」・・・

これは結構厳しい内容だと私は思っています。

いわゆるこんな習慣を身に着けたらよいですよ~ 的な軽いものではなく、あなたの人生でこの7つの習慣を身に着けることは一生の課題だ!というくらい重たいもので、恐らくほとんどの人は実現が難しいのではないかと思わせるものです。

7つの習慣オリジナル表紙イメージ

7つの習慣オリジナル

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■7つの習慣のイントロダクションの言葉に衝撃が走ります

「7つの習慣」は人生を変える。だがその前に、前提として知っておくべきことがある。それは、あなたの周囲の問題は、「あなたが問題だと思っているから問題なのだ」という真実だ。

これは、言い換えれば自分の周りで起こっている問題はあなた自身が問題としてとらえているだけでしょう!ということで、つまりは他人ではなくあなたのせいなのですよ!と言われているのです。

物事を自分の見たいように見ているだけだとも言えますね。

何事においても自責の念であれ、というのが前提なのです。

(もうこの時点でダメ・・・という人もいるのでは)

 

■提唱されている7つの習慣(人間の成長に必要な7つの心がけ)

7つの習慣提唱イメージ

1.主体的である
 ささいな行動でも、感情的に反応したり、受け身で行動するのではなく、自分で振る舞いを選択する意識。自身の選択に責任をしっかりと持つこと

2.終わりを思い描くことから始める
 努力をしても、ゴールを意識していなければ間違った方向に進んでしまう。何のために行動するのかを自覚して、自分が大切にする原則を定義すること

3.最優先事項を優先する
 忙しさに身をゆだねると、その場は充実しているかもしれないが、やりたかったことができなかったという後悔が残る。緊急ではないが重要なことに時間を使うこと

4.WINWINを考える
 交渉には勝者と敗者が付きものと思われがちだが、自分の利益を主張するだけでは周囲の信頼は得られない。相手のこともしっかりと考えること

5.まず理解に徹し、そして理解される
 聴く力を軽視している人は多い。本当の信頼を得て自分の影響力を発揮するには、まず相手の話を深く聴く必要があるということ

6.シナジーを創り出す
 人と一緒に何かをしようという時には共通点ばかりに目が行きがちだが、相違点をぶつけ合うからこそお互いの良さを活かせるということ                     

7.刃を研ぐ
1~6の習慣を自然にできるまで自分を高めよということ

なんて厳しいのでしょうか!こんなことが現実的にできている人はいないのではないかと思えますが(笑)

でも身を引き締めるには時々振り返って読んでみることは必要だと感じています。

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■7つの習慣をより理解するために

まんが版はこの内容を一人の女性バーテンダーを中心に物語の中で解説してくれており、原本に抵抗がある場合にはこちらでも十分に考え方を知ることはできると思います。(原本も是非読んでほしいです)

また、オリジナルの7つの習慣の解説をYoutube大学でおなじみのオリエンタルラジオの中田敦彦さんが分かりやすく講義をしてくれています。

私はこの講義をオーディオに入れて、朝にウォーキングをしながら何度も繰り返し聞かせていただきまた。

非常にためになるので、一度は見ていただけると良いのではないかと思います。

(見てよかったなと思いますよきっと!)

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【友だち幻想】みんな仲良くのプレッシャーから解放|人と人のつながりを考える

友達幻想表紙イメージ

友達幻想

人付き合いを義務と感じないために

みんなと仲良くしなければいけない。

友達の期待にはこたえなければ今後の関係に影響が生じる。

自分にとってはそれほど価値観を感じない関係性にどれだけ意識を傾ける必要があるのでしょうか?

もっと自分らしくいるために、〇〇でなければいけないという自分を押し殺してしまうことはしなくてもいいのです。

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■友達幻想の概要

あの又吉直樹さんがテレビで紹介していたことでも有名な「友達幻想」。

人付き合いが大変なこの時代に効く処方箋のような本という装丁帯のメッセージも印象的です。

人との付き合いに窮屈さを感じる人は必ずいるはずです。

なにを隠そう私自身がそうなのです。

 

・もともと人付き合いが苦手な自分
・話すことが苦手な自分
・しかし、付き合いも大事だと思ってしまう自分

 

こんな私にとって目を引かないはずがないメッセージでした。

この本はそんな窮屈に考える必要がないことを教えてくれる内容になっています。

人付き合いのルールを知り、少しの作法を身に付けるだけで、複雑な人間関係の中で自分が必要以上に傷つかず、しなやかに生きられるよう指南してくれます。


■この本から感じる自分

仕事の性質上でいろいろな人と接し、会話もしている自分がいます。

そんな自分は周囲からみればうまくコミュニケーションが取れる人と見えているかもしれません。

でも実際はそんなことはありません。(本人が一番よくわかっています)

できれば早く一人になりたい。

多くの人といる場面から離れて、できるだけ早く家に帰りたいという気持ちがいつも生じます。

その分、自分を見ていてほしいとか、認めてほしいなどの承認欲求は人よりも低いと思います。

人付き合いに対してもっと気楽な気持ちになれればいい、人との適切な距離感は自分が決めていけばいいのだという・・・

自分にとっては読んでほっとするような内容でした。


■悩む必要はなかったんだ

ここ数年のコロナの状態で一層人との交流に抵抗を感じるようになってしまった人もいるのではないかと想像します。

でも無理をして自分の気持ちを抑制してまで人と同調する必要があるのかというとそんなことはないと個人的には思います。

人と交流する機会は、自分が成長するひとつの特別な場面としてとらえてある意味チャレンジの機会(特別な機会)と感じてみてもいいかもしれません。

もともとできる人に合わせる必要はないし、いろいろな人と同調できる人が評価されるのかと言うと本来はそうではないはずです。

個人個人にはそれぞれの持ち味(価値観)があります。

その価値観は人に押し付けるでもなく、押し付けられるでもないのです。

この本を読むことで少し気持ちを楽にすることができると思います!

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発見: 帰宅後や通勤中に考える新たな可能性

自分自身のリセットで新しい習慣を植え付けましょう

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■コロナ禍で失われたもの

リセット

この本のテーマは「リセット」です。

悪い流れを断ち切り、良い流れをつくるための行動習慣が紹介されています。

昨今のコロナ禍(約2年半くらい)から現在に至って、その当時の習慣を取り戻すためには少し強めのリセット意識が必要であると提案してくれています。

もちろんできることとしての可能性が広がった期間ではありましたが、


・健康なはずなのになんだか体が重い・・・
・落ち込んでいるわけではないが、なんだかすっきりしない・・・
・会社に行くことが億劫になっている・・・


など、普通にできていた生活習慣で、実は失われているものもあるのではないか?と感じてしまいます。

いわゆる「行動」することで自然に回避できていたことですね。

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■自分にとって新しい習慣を取り入れる

新しい習慣をつくるきっかけとして、1週間のうちに1日を「リセットデー」に設定して自分にとって少しだけ特別なことをするというものです。

例えばその日は仕事を早めに切り上げてカフェに行って読書して帰宅するとか、新しい動きを伴うほうが良いようです。

迷ったら動いてみるという気持ちをベースに持っておくと、その時は面倒でも後で振り返った時に動けた!といい気分になれるようです!

そして自律神経の調査として木曜日あたりがベストらしいです

(あまりこだわりすぎる必要はないと思いますけど・・)


■帰宅したらやってみること

リラックス

新しい習慣付けにどうしても抵抗がある場合には、家に着く→着替える→リラックスするという行動習慣にひとつ加えて、家に着く→どこか1か所かたづける→着替える→リラックスするの流れに変えてみる。

ちょっとした行動を変化させることでも習慣は変えられるということです。

片づけは自律神経を整えるのに有効だとも言われているようなので、このくらいならできそうかな?と思えたらラッキーです。


■通勤中に考えてみること

通勤にそれなりの時間をかけている人は、何かひとつテーマを決めてそれについて考えてみるという時間に充てる。

例えば自分であれば、明日のブログのテーマってどんなことを書こうか?と考えていると本来億劫なずはすの通勤時間があっという間に過ぎたりします

(結局考えが及ばずに終わることがほとんどですけど・・・)

意識の向け方を変えて自律神経を整えるという取り組みです。

そんな習慣を変える些細なアイデアがたくさん詰まっているのが本書です。

自分にできそうかなと思えるものを見つける、本書をきっかけにして自分なりの取り組みを見つけてみるということでも良いと思います。

大事なのは小さなことからでも変えてみよう、という意識なんだと思います。

それが、長い目でみればいい習慣を取り戻すことにもつながると思うのです。

それなりの時間をかけて失われたものは一気にとりもどすことは難しく、同じ時間をかけて取り戻してもいいはずです。

それぞれ自分のペースで取り戻せばいいのかなと感じています。

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読まないとまずい!【沈黙のWebライティング】に隠されたSEOに強いライティングの手法

沈黙のWebライティング表紙イメージ

沈黙のWebライティング

この本は、今後ブログなどで収益を目指すなどの目標があり、そのために何を勉強したらいいのか分からないという人に対してはピッタリな内容だと思います。

お勧めです!

総ページ数が630ページとかなり分厚い本なのですが、LINEのような画面でテンポの良い会話調で構成されており、読みやすい!

本をそんなに読まない人でも1日でだいたい読破できるでしょう。

全体のストーリーとしては、ある地域の旅館経営者をプロのWebマーケッター達が救っていくというもので、非常にわかりやすく、そして物語の中で、SEOに強いライティングの考え方などを実例を交えて紹介してくれています。

各章ごとに、登場人物のひとりであるヴェロニカさんからの特別講義が差し込まれているので、後でじっくりと読み込んで復習・理解することも可能です。

でも、まずは全体のストーリーから概要を理解することをお勧めします。

恐らく何度も繰り返し読むバイブル的なものになるはずです!

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■内容の構成について

以下のエピソード内容が物語調で構成されています。

題名をみただけでも堅苦しい専門書ではなく、ストーリーを重視していることがわかると思います。

 

エピソード01:SEOライティングの鼓動
エピソード02:解き放たれたUSP
エピソード03:リライトと推敲の狭間に
エピソード04:愛と論理のオウンドメディア
エピソード05:秩序なき引用、失われたオマージュ
エピソード06:嵐を呼ぶインタビュー
エピソード07:今、すべてを沈黙させる・・・!!
エピローグ :沈黙のその先に

 

まずは読者が難なく読み進めることができる、途中で挫折しないようにという意図が働いているのかなと感じました。

この手のテーマの専門書はどうしても知識インプットが先行してしまいがちで、途中でもういいやとあきらめてしまうケースもあるかと思います。

それをうまくストーリーで誘導している巧みさがあると感じました。

素直に楽しめる内容になっていますからね。


■検索上位を目指すライティング

ライティングイメージ

エピソードの中で、旅館の宿泊プランを宣伝する記事のサンプルが紹介されているのですが、ビフォーアフターを比較すると、明らかにアフターのほうが良いということを肌で感じることができると思います。

 

1.感情表現を入れ、自分事化による「共感」を誘発する
2.伝えたいことがきちんと伝わるよう、「見やすさ」や「わかりやすさ」にこだわる
3.ファーストビュー(冒頭文)で、伝えたいことをまとめる

 

というように大切な要素を言語化してくれています。

ただし、この要素をきちんと盛り込んでライティングするにはそれなりの経験や自分なりの研究が必要だと感じます。

そのためには、検索上位に位置しているページがどんな構成や言い回しになっているのか?を自分なりに研究することが必要になります。

(どうして検索上位にあるのかの理由を自分なりに理解する)

そして仮説を立てて、実際に繰り返しライティングしてみるという試行錯誤の繰り返しが必要ですね。

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■考え方を改める気づき

個人でブログなどを日記として楽しむ、そしてブログを通じて仲間を増やしたいというような楽しみ方もとても素敵なので、全く否定はしません。

ただし、ブログを一つの収入源ということで考えると、ただ自分の書きたいことを書いているだけではダメで、読んでくれる方に対して有益な内容でなければいけません。(検索意図の大切さ)

それが読者にとっての「価値」になるわけで、結果としてその「価値」にお金を払う気持ちになるという、考えてみれば当たり前の流れをつくらなければならないということなのです。

 

1.読み手に役立つような「価値」を提供できる文章を作れなければいけない
2.その文章を読んでもらう機会をつくらなければいけない(検索で上位に位置させる)

 

この2点をまず追及して、自分なりに研究を継続していくことが非常に大切であることを学びました。

分析調査のイメージ

例え収益が目的でなくても、自分の書いた文章が多くの方の目に触れて、それがその人の役に立っているということが現実になれば、自分もこの世の中で役に立っていることを実感できるのではないでしょうか?


■まとめ

ブログで収益を目指す方々は恐らく見ているであろう、「ひとでさん」や「なかじ」さんのお話の中でもこの「沈黙のウェブライティング」は読むべき本として紹介されています。

ひとり事業主という観点で見れば甘くはない世界ですが、それなりの勉強をすることは自身の市場価値を高めるために、決して無駄なことではないと思っています。

これからもためになる本はどんどん読みたいものです!

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