20年後には、日本から「サラリーマン」が消滅する
ショッキングな話ですが、おそらく現実はその通りになるのでしょう。
新卒一括採用、年功序列、終身雇用、定年退職制度…… 日本の「雇用制度」はすでに限界をむかえると言われます。
日本はアメリカの「ジョブ型雇用」に 切り替えなければ、もう、もたない?
本書は今後20年の「地殻変動」を大胆に予測しています。
2025年 「大リストラ時代」の幕開け。
2029年 若手社員の「転職」が激増。2031年 サラリーマン「超格差社会」の到来。
2037年 日本企業から「若手社員」が大量流出!? 2039年 ついに年金崩壊!?
「生涯現役」の時代へ そして2043年――日本から「サラリーマン消滅」!?
この先20年、「仕事に困らない」ために、何を始めるか――。
「新しい時代」の「新しい働き方」に備えなければいけません!
なにやら鮮やかな装丁だなあと手に取ってみて驚きました。
「はじめに」の冒頭、今から20年後には、日本から「サラリーマン」が消滅します・・・この衝撃の1文から始まります。
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■ついに日本でも始まるアメリカの「ジョブ型雇用」とは?
メンバーシップ型という日本の従来の雇用思想はいまだに根強い状況ではあります。
新卒採用活動は企業側のニーズと就職を希望する学生の動きがマッチする時期に一括採用という形をとることができます。
企業側も安いコストで、ある程度の人員を確保できるほうが効率がよいと言えます。
しかしながら、今後はある特定の職種(仕事内容)に特化した雇用形態が主流になってくると本書では語っています。
雇用後の職場異動など、企業にとっては柔軟な人の活用がしにくくなるという意味においては、まだまだジョブ型に移行する企業は少ないかもしれません。
しかし、徐々にジョブ型雇用の思想も取り入れている企業も出てきています。
■日本の「雇用制度」はすでに崩壊している?
メンバーシップ型雇用は、イコール専門家の育たないジェネラリスト思考の制度と言えます。
しかし、今後は個人に求められていくのはスペシャリストとしてのキャリアかもしれません。
個人としてはそのキャリアを活用して、1社にとどまらずに自分の力を存分に発揮できる場面に対して業務委託契約をし、収入の手段を複数確保するということが当たり前になるかもしれません。
人生100年と言われる現在では、メンバーシップ型雇用という環境の中でまんべんなく着実にキャリアを形成してきた人が求められなくなってしまう時代が訪れるかもしれません。
■激動の20年を大胆予測!未来の「仕事とキャリア」年表
上記の年表をイメージしてみるとまんざら非現実的でもないのか?と思わせる内容です。
それだけ現状から自然に予測できることなのかもしれません。
年功序列、終身雇用、新卒一括採用、定期異動によるジェネラリスト育成、定年退職という強制的な解雇システムを持つ日本の雇用習慣は限界を迎えている・・・
今まさにこの状況に浸っている自分にとっては衝撃な内容でしたね。
Z世代、α世代の登場で、世の中の考え方が全く変わってきてしまうのでしょうか?
■2040年に向けて「仕事とキャリアに困らない」ための準備
現在、自分の息子が就活をする大学生ですが、彼にとっては激動な世の中になりそうです。
Youtuberなど数年前までにはなかった職業など、また新しい概念も登場してくるかもしれません。
私にとってはついていくのがやっとのことです。
ここ数年のコロナの影響もあり、良い意味で拡大、悪い意味で制限されたことも多々ありましたが、歴史的にもこの数年は今後かなり意味を持つ瞬間になるのかもしれません。
そして私はひっそりと終活でしょうか・・
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