読書-Harinezumiの生活

読書好きな自分(読書垢)が読んで本で伝えたいことなどを書いていきたいと思います!

三国志というストーリーの魅力を解き明かす

三国志60巻セット

三国志60巻セット

唐突ですが、私「三国志」が好きです!

小学生の頃、母がどこから手に入れてきたのか横山光輝先生(魔法使いサリーの作者ですね)の漫画三国志全60巻が我が家の本棚にいきなり並びました。

読み始めたら面白くてもう止まらない!

今現在でも実家に保管してあり、今の年齢になるまでに何十回繰り返し読んだことか・・・

その間に吉川英治さんの小説三国志も読みあさり、自分の人生の中で三国志というストーリーは外せないものとなってしまいました。

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■三国志の魅力

三国志戦場風景

ここ最近では、三国志の舞台とはもう少し前の時代(春秋戦国)の「キングダム」もかなり流行っていて、私も息子と一緒に楽しんでいます。

しかし、私にとってはやはり三国志のほうがなじみがあるのです。

三国志を読んでいると「人徳」、「人脈」、「タイミング」、「運」、「学び」、「判断」が大事であることをいつもすごく感じさせられます。

今回はその中で場面は異なりますが、2つの似通ったエピソードを紹介します。

 

■龐統軍師の運命

龐統の死

「諸葛亮孔明」という名軍師がいるのは有名ですが、実はその人物と双璧をなすレベルに「龐統士元」(ほうとうしげん)という人物がいます。

主人公の劉備玄徳は二人のうちのひとりでも部下にできれば天下を取れる!と言われていた中で、ふたりとも部下にするというラッキーに恵まれました。

しかしながらそこで不運が起こります。もともと劉備と孔明は常に高い信頼関係を築いていました。

龐統は後から劉備の部下になったこともあり、早く劉備に認められたい(気に入られたい)ことに焦り、戦の対応中で判断を誤って戦死をしてしまうことになります。

類まれなる才能が一瞬で消えてしまう残念なシーンでした。

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■泣いて馬謖を斬る

泣いて馬謖を斬る

「馬謖」(ばしょく)という、これも若く非常に優秀な人物がいます。

孔明はいずれこの馬謖は自分を継ぐ人物だと認めていました。しかし、この馬謖も早く手柄を立てて認められたいという焦りから、判断を誤り、戦を大敗に導くことになってしまいました。

軽率な判断により味方に大きな被害をもたらした行為について、孔明はこの罪を許すことは他の部下に示しがつかないと判断し、馬謖を処刑することにしました。

しかし、孔明はその才能を惜しみ処刑後に泣き崩れています。

このエピソードが有名な「泣いて馬謖を切る」という言葉を生み出しています。

 

■エピソードから学ぶこと

この2つのエピソードは時間軸も全く異なるタイミングで生じているのですが、共通して言えるのは強すぎる承認欲求が招く誤った判断からの結果、ということになります。

ふたりとももう少し我慢する気持ちがあればこの物語はまた違っていたかもしれません。

このエピソードを読むたびに「タイミング」と「判断」がいかに大事であるかということを強く感じます。

他にも好きなエピソードはたくさんあるのですが、いろいろと思い出すたびに日常の自分の仕事とつなげて考えることも多くなりました。

先日も孔明のエピソードを交えた「諸葛孔明 人間力を伸ばす七つの教え」というビジネス書を読み、非常に勉強になりました!

 今後も長い付き合いになるであろう三国志ですが、登場人物は500名を超えると言われています。

今後もひとり一人の個性に注目しながら楽しんでいきたいと思います。

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