普段から読書好きの私が手に取らないわけがないほどにインパクトのあるタイトルでした。
”本を読めないヤツは読み方を知らねえだけだ”というコメントも目を引きますね。
東大○○というと少し難解さもあるのか?と思いながらも、基本を忠実に教えてくれるような印象もあったため、じっくりと見てみたいという衝動にかられました。
本書には、もちろん通常のビジネス本版もあるのですが、気軽にさっと読めて理解を深めたいという本能も反応して、マンガ版を入手しました。
読書をしてもなんだか内容が頭に残らないとか、そもそも読書をすることに対して抵抗を感じている方は、まずはこのような本に触れてみることで、自分に対しての動機付けをしてみてはいかがでしょうか?
読書を通じて今後の人生を豊かにできるきっかけになるかもしれません!
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■『マンガでわかる東大読書』は何を伝える物語なのか?
冒頭にまずメッセージが書かれています。
これは偏差値35から奇跡の東大合格を支えた「読書術」を伝える笑いと感動の物語である!と・・・
こんなこと言われたら読まずにはいられません。期待感たっぷりです。
全体としては読書の苦手な東くんが以下の順序で読書術を身に付けていくストーリーとなっています。
東くんの成長の様子が手に取るようにわかるのです。
・スラスラ読めるようになる「装丁読み」
・深く理解できるようになる「取材読み」
・内容を一言でまとめられる「整理読み」
・多面的に理解できる「検証読み」
・ずっと記憶しておける「議論読み」
今まで真っ向から読書に対峙していた方は、すこし意外に思うかもしれませんね。
観点を変えて読書に取り組むことが結果的に理解を深めることにもつながるのです。
■個性のあるキャラクターが読書術を教えてくれます
「〇〇読み」という技術をひとつずつ身に付けていくために、それをレクチャーしてくれる先生(神?)が登場します。
キャラクターの個性や表現はいささか大げさな感じはあるのですが、理解をしやすいようにお話が展開されます。しっかりマンガを読んでるなといった印象です。
それだけに読みやすく、言葉だけでは難しい印象を受けるようなことも、すっきりと頭に入ってくるのです。
マンガであることの効果をうまく使っています!
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■章ごとにあるコラムがうれしい
ざっとマンガで読んだら、一旦落ち着くように各項目ごとにコラムが挟まれています。
内容をしっかりと頭の中で整理するには絶妙なタイミングで書かれています。
・背伸びをせずに「自分に合う本」を探してみよう
・本の「外側」から読解のヒントを見つけてみよう
・鵜呑みせずに「質問」「疑問」を常に考えよう
・その本の「言いたいこと」を意識しよう
・テーマが近い「2冊の本」を平行して読もう
・本とはとことん「会話」をしてみよう
上記に書かれている内容を時々読み返すだけでも、この本で学んだことをさっと振り返ることができると思います。
読書の質を上げるために非常に参考になる考え方が、よくまとまっていると感じます。
■まとめ(感想)
読書は本来自分の好きなようにやってみればいいというのが持論です。
しかしながら、せっかく時間をかけて読む本の理解度を高めるためにはどうすればいいのか?ということを常に考えてしまうことも事実です。
それは、理解度が高まることのほうがもちろん楽しいからです。
読書術の一つとしてこの本を参考にして、さらに自分自身の読書スタイルを進化させていけばいいのかなと感じました。
私は、読書は人生を豊かにするものだととらえているので、同じように感じて頂ける方には非常に共感できる内容だと思います。
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