これはあなたの人生を変える技術を教えてくれる1冊です。
筆者:佐々木圭一氏の【伝え方が9割】をわかりやすく、楽しくマンガで紹介!
「ノー」を「イエス」に変える7つの切り口、強いコトバをつくる5つの技術が楽しく完璧に学べます
■伝え方には技術がある
同じ内容を伝えるにも、伝え方によって相手からの回答がイエスにもなればノーにもなってしまうものです。
ストレートにものを言うことも時には大切ですが、言い方ひとつで相手の受け止め方がちがってきます。
恐らく一般的には確立100%で断られることも、伝え方次第でイエス方向に意識を傾けることができるのです。そしてそれを実現するためには「技術」があるのです。
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■イエスに変える3つのステップ
あなたのお願いを実現させる答えは、自分の中にない。
相手の中にある。という教訓が示されています。
具体的には以下の3点。
・自分の頭の中をそのままコトバにしない
・相手の頭の中を想像する
・相手のメリットと一致するお願いをつくる
今までノーだったものをイエスに変えるためには意識を改める必要があります。
ひとつ目は、自分の思ったことをそのまま口にしないことです。
ぐっとこらえて、お願いしたい内容に対して相手がどう考えるかを想像します。
そして言葉をつくる時に相手の文脈で考えることです。
例えば相手をデートに誘いたい時、ダイレクトに言うとノーの可能性があります。
もし相手の関心を引くネタが分かっていたら、「とても珍しいお酒が飲めるお店があるんですけど、一緒にいってみませんか?」と切り出して、返事がイエスになる確率を上げることができるのです。
■イエスに変える7つの切り口
前項の「相手の頭の中を想像する」ときにとっておきの7つの切り口があります。
・相手の好きなこと
・選択の自由
・認められたい欲
・あなた限定
・チームワーク化
・嫌いなこと回避
・感謝
この7つです。
詳細は是非本書で確認してほしいのですが、この7つの切り口を自分自身の日常行動に当てはめてみると確かに使える場面が多くあることに気が付きます。
相手の立場に立つ切り口で言葉をつくっていくことがある意味で相手の気持ちをコントロールすることにもつながるのですね。
■強い言葉をつくる技術
ここでは特に広告のキャッチコピーやブログのタイトルを考える際に役立つと思われる要素を説明してくれています。
・サプライズ法
・ギャップ法
・赤裸裸法
・リピート法
・クライマックス法
ブログのタイトルはとても重要だと言われます。
いくら内容が良くてもタイトルで人の目を引かなければ中身は見られることはないと・・・
そして過去に発表されている、人の気持ちを惹きつける言葉や歌の数々でこのような技法が使われていたことを事例とともに教えてくれます。
■まとめ(感想)
筆者の佐々木さんも この本の強みは、読者の方々が再現性の高さを感じてくれていること、とおっしゃっています。
すぐに活用できることがこの本の強みなのです。
さらに、もともとご本人も伝え方に悩んでいた時期があるからこそ、説得力がある内容になったのだと思います。
分かりやすさを求めて文章と図の配置を考慮するなど、本の構成にもこだわりを見せたエピソードもあり、いかに読者に伝えやすいように(それこそ伝え方が9割)するというポリシーで作る上げた本なのだと感じました。
巻末に本の印税の一部を世界のこどもたちの識字率向上に使うということが書かれていました。
コトバをきっかけに子供たちの将来の可能性を広げる素敵なお考えだと強く感じました。
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