日常生活を送る中で、物事を0から考えなければいけない場面は意外と多いのではないかと感じます。
特に仕事をしている方にとっては、企画をするときにいわゆる「生みの苦しみ」を感じている方も多いのではないでしょうか?(実は私もそうです)
この本は、おもちゃクリエイターの著者(高橋晋平さん)が1日1アイデアという形式で365個のアイデアを紹介してくれています。
アイデアを考えるときには他の人のアイデアからヒントをもらうことも有効です。本書を通じてご自身の発想力を鍛えてみましょう。
そして著者の発想力から学び、自分自身の心の中にある願望を実現できるようにしましょう!
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■学ぶべき発想力の観点
そもそも本書のように365個ものアイデアを発表できていることがすごいことですが、それだけにその一つひとつにしっかり思い入れがあるように感じます。
どうして初めから求める状態になっていないのか?という疑問からのアイデア抽出方法。
(スマホの保護シートって貼るのが面倒ですが、どうしてはじめから貼っていないのか?という疑問からとか)
売れるものを考えるのは当たり前で、逆に絶対に売れないであろうものをあえて考えてみる。
という普段考えもしない方向でトライしてみるなど。
アイデアを生むためのヒントがたくさん隠されているように思います。
■言葉を吐き出すアイデアしりとり
「アイデアしりとり」という方法を紹介してくれています。
ひとりでしりとりをした後に、そこから出てきた言葉をヒントにしてアイデアを出す方法です。
例えば、リンゴ→ゴリラ→ラッパという王道しりとりワードが出たとします。
そこに自分が考えるテーマとその言葉をつなぎ合わせてみるやり方です。
「勉強の意欲を掻き立てる」というテーマだったとしたら、
リンゴ→勉強の到達レベルをクリアするごとにリンゴのお菓子をもらえる
ゴリラ→熱血ゴリラ先生の指導
ラッパ→問題クリアの時にラッパのファンファーレが鳴る
など・・・ むりやりではありますがテーマと言葉をつなぐことから今までになかった発想の手助けになるというものです。
なにから考えればよいのか、皆目見当がつかないという場合に、気軽につかってみることのできる方法だと思います。
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■常識では考えない方向で発想力をつける
人間はどうしても「前提の常識」を崩すことが苦手なのだと思います。
過去からの習慣や文化的なことを尊重するあまり、そこから新しい発想をすることそのものを躊躇してしまうことが多いのではないでしょうか?
仕事上での業務改善やムダをなくす観点でも、どうしても思いきって変化させることできないというジレンマ。
その壁を破ることも豊かなアイデアを生むための心構えだと感じています。
例えば、靴は左右同じサイズで売られていることが当たり前ですが、人によっては足の大きさが左右で異なる人もいるかもしれません。
左右のサイズ組み合わせの自由な販売があるとどうでしょう?
どうしてこれが当たり前なのか?という疑問からアイデアを考えてみることもやってみると面白いかもしれませんね。
■読み物としても楽しい
クリエイターの方の発想は読んでいるだけでも楽しいものです。
読んでいることで、セレンディピティという偶然の産物が生じる可能性もあると思います。
普段からたくさんのインプットを自分にしておくことも大事だと思いますし、アイデアはそのインプットしたことと、自分自身がおかれている状況の掛け合わせから出てくることもありますので、このような本は非常に良質なインプットのためにお勧めできるものです!
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