癒される葉っぱ切り絵の世界
葉っぱ切り絵という世界があることを知ったのは、自分がたまたま書店でこの作品集を目にしてからでした。
表紙にあるなんとも愛らしい動物たち。
これは一体なんだろうか?と凝視してみると、それは葉っぱを切り抜いて作ったみごとな切り絵でした。
葉っぱという小さな面積の中に大きな世界観を表現したすばらしい作品ばかりです。
不思議なことにずっと見入ってしまい、自分の気持ちの中にもその世界が入ってきます。
忙しい毎日の中でふっと気持ちが落ち着く瞬間です。
是非多くの方に見てもらい! 気持ちを癒してほしいですね。
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■葉っぱ切り絵の効果
この小さな葉っぱの中に想像が楽しくなるようなストーリー性を持った見事な作品が実現されていると思います。
今まで、葉っぱの中に世界を作るということを誰も発想しなかったのではないでしょうか?
ページをめくって様々な作品を拝見するたびに、理由なく心が癒されていく感じを受けました。
日々の忙しさ人間関係の難しさなどもこの作品を見ている時間は忘れることができる感じです。
■切り絵につかうドライリーフ
切り絵に使う葉っぱにはそれなりの準備が必要なようです。
ちなみに以下・・
<ドライリーフの作り方>
①耐熱バットでグリセリンと熱湯を1:3の割合で混ぜて、冷まします
②葉っぱは中央の筋に裏から切り込みを入れておき、①に浸します
③5日~1週間放置。1日1回トングでひっくり返して両面をしっかりと浸します
④葉っぱを取り出して、天日で乾かします
これを準備できたら自分の構想図を鉛筆で葉っぱに書いて、あとは切るだけ!
とはいってもリトさんのようにハイレベルな発想と技術はなかなかマネできることではないと思いますけど(笑)
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■リトさんについて
運動が苦手で靴紐も結べない。
正解のない図工が好きだった小学生時代だったそうです。
大学卒業後にはいろんな仕事を経験されたそうですが、仕事の優先順位づけや臨機応変な対応が苦手でうまくいかないことも多く、自分がADHD(注意欠如・多動症)ということを知ります。
でもそこで、一番自分が好きなことにのめりこみ、集中力という自分の特性を活かそうとしてこの葉っぱ切り絵にたどり着いています。
ご苦労をされた中で、ご自身の強みを把握し、それを最大限に活用することができています。
そしてなによりも、多くの方々の心に働きかける作品を生み出している発想力に感服します。
■感想
人の気持ちをこれほど動かすことができるというすばらしい現実があります。
それをリトさんは見つけたんですね。すばらしい。
自分も時々作品集を手に取って眺めさせていただいています。
特に夕暮れ時の背景にかざす哀愁のある作品は心にぐっとくるんですよね。とても癒されています。
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