何かに没頭するくらいに集中している時に、別の要因が邪魔をしてその集中力を削ぐ時があります。
また、最近では、本来ならば没頭できるはずであるそのものが集中力を必要としなくなっている時代でもあります(物事の自動化など)
この本は、そんな環境に左右されない集中力を身に付けるために工夫できることが紹介されています。
個々人の集中力強化トレーニングに是非役立ててください。
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■集中力強化大全の概要
この本の章立てを紹介します
第1章:あふれる「情報」をいかに整理するか
第2章:集中できる「環境」をどのようにつくるか
第3章:コンディションをベストに保つ「習慣」とは
第4章:仕事のクオリティをあげる「段取り」」とは
第5章:達成感を高めるために「目標」をどう高めるか
第6章:前向きに取り組む「モチベーション」の上げ方とは
第7章:集中力をキープする「気分転換」の方法とは
第8章:冴えた状態を保つために「体調」をどう整えるか
第9章:挫けずに続けられる「メンタル」を鍛えるコツとは
このような盛りだくさんの内容になっています。
全部をいっぺんに理解して実践することはなかなか難しいと思いますので、生活上で自分が一番気になるところから紐解くこともありかと思います。
もともと自分自身の集中力を高めるスタイルというものがあるかと思います。
それをベースに考え、状況を改善してゆくスタンスでよいかと感じています。
■仕事のクオリティを上げる「段取り」
私自身の場合に一番注目するのは、今は仕事面です。
ということで第4章を少し見ていきます。
・アイデア出しは午前中がベストである、作業的集中力のピークが15時頃にあること
・作業集中している時に深く考えることをしない
・ToDoリストを作り、やることを視覚化すること
・視覚化した項目はシングルタスクで一点集中対応をする
・作業の順番に変化を加える。頭から順にやるのではなく別の局面からやってみる
・会議中のメモは手書きでやる(内容に理解集中して自分の言葉でメモを取る)
・仕事の持ち越し方を知る(休んでいる時も脳の集中は途切れないようにする)
・自分のミスの傾向を知ることにより事前対策する
内容を追ってみると、極めて当たり前のことを教えてくれているのですが、普段を振り返るとなかなかできていないことが多くありますね。
作業集中力のピークであるところに会議の設定をしてしまったりなど、もったいないこともしているかもしれません。
もちろん一日のスケジュールを組む状況はそのつど変化するものです。
そんな中でもこれらのことを頭にいれておくと本来はこうであるべきだを改めて気づかせてくれ、軌道修正をすることができそうです。
■まとめ
集中力を必要とする場面において、以前に比べてそれを阻害するもの(情報過多)が多く登場してきていることは確かだと思います。
そして集中できる環境や状況は人それぞれ異なるものだと思います。
自分自身を振り返ってみて、今までやってみたことがないところにトライしてみて、それでさらに集中力が高まればラッキーですね。
この本は個々の状況に合わせた辞書的な使い方ができそうですね。
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