ストレスをためてしまう人=責任感が強くてまじめな人という印象があります。
なんでも自分でやらなければいけないと思うあまりに、頑張りすぎてストレスをため込むと、いずれは心身に不調をきたしてしまうことになります。
自分自身がそうだと感じた際には、本書が有効かもしれません。
本書で紹介されている内容に共感できれば、同じようにつらいのは自分だけではないと少し安心できるのではないでしょうか。
本書を通じて気持ちを少し楽にしていただけるとよいと思います。
少し頑張るをやめてみるのはどうでしょうか!
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■自己完結にありがちな抱え込み症候群
仕事や家庭、友人との関係など、また趣味に至っても一人でなんでも抱え込む癖のことを「抱え込み症候群」と言います。
原因としては「自己完結グセ」にあるとされています。
他人に頼れば簡単に解決できてしまうことでも、どうしても自分一人で解決しようとしてしまう・・・
①責任感が強い
自分を振り返ってみて、断りたいけど断れない状況がよくある。
内心で心配事をかかえているのに誰にも言えない。
など、思い当たることはないでしょうか?
それは自分があまりにも責任感が強いということから生じていることかもしれません。
②タイプがある(自分に思い当たりますか?)
この抱え込み症候群にはいくつかのタイプがあるようです。
・自己肯定感が低いタイプ
ありのままの自分を認められない、いつも他の人の顔色をうかがっている。
自分を出したら嫌われてしまうかもしれないという不安から、自己主張ができなかったりします。
・敏感タイプ
気が利く人に多いらしいです。
相手の機嫌に敏感で、不機嫌そうに見えただけで不安になってしまう。
相手を優先するあまり自分を押さえてしまうタイプです。
・しっかり者タイプ
優等生に多く、自分がしっかりしていなければいけないという意識が強すぎる人。
困っている人を放っておけず、時には自分の限界を超えてまで人の面倒を見るタイプ。
③頼ること
とてもまじめで自己完結を目指して抱え込んでしまう人は、罪悪感を感じることなく他の人に頼ることも大切です。
頼ることは立派なコミュニケーションスキルでもあるので、ポジティブにとらえればその方向に自分を向けることができます。
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■自分のことを褒める(自分をいたわるために)
日本人は自己肯定感が低いと言われているようです。
その原因は学校教育にあるようですね。
例えばテストで90点を取っても、褒めるのではなく、できなかった部分を指摘されるような場面。
親の期待を強く感じながら頑張りすぎる子供たちなど・・・
褒められることに慣れないまま大人になってしまうケースもあるようです。
①断っていけないから脱却する
自分のガマンの限界量をイメージしてみることが大事です。
その度合いを超えそうな時に自分自身を休めるきっかけを作りやすくなります。
仕事量の可視化など、他の人にもそれを見えるように現状の自分を示しておくことも有効かもしれません。
②イメージワーク
目を閉じて、自分が思い鎧を着てたくさんの荷物を両手に持っている姿をイメージします。
その荷物を一つずつおろすところをさらにイメージします。
そうすると体が少しずつ軽くなっていき、最後は鎧も脱ぎ捨て裸になって、全身が軽くなりすっきりとした感覚でシャワーを浴びる姿をイメージするというものです。
実際にイメージではなく、この状況を研修ワークで取り入れたりしているところもあるそうです。
③出さない手紙
相手を意識しすぎて本当は言いたいけど言えないようなことがある場合。
出さない前提でその人に手紙を書くというものです。
書いた後は燃やすなり、破って捨てたり処分をします。
気持ちを打ち明けるという意識を呼び起こすことが目的です。
■まとめ(頑張るをやめるために)
自分の周囲にも抱え込み症候群の方はいるかもしれません。
でもそういう人ほど、普段見える姿は平然としており、他人に弱みを見せない傾向があるように思います。
そして実は自分自身もそうなのかもしれません。
他の方に目を向けてあげることと、自分自身を振り返ってみて、抱え込む傾向がある場合には、少し気持ちを楽にして上記のようなワークに取り組んでみることも有効かもしれませんね。
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