子供の頃に作文が得意でした!と胸を張って言える人は恐らくそれほど多くはないと想像します。
私も読書感想文、夏休みの思い出など作文関係の宿題にはなぜか抵抗感があったことを良く覚えています。
あまりにも苦痛で、読書感想文優秀作品集からそのまま他人の文章をパクッて親にものすごく怒られた記憶もあるほどです・・・
でも大人になるにつれ、特に社会人になると、きちんとした文章を書きたいと思うように気持ちの変化が生じてきたのです。
自分の書いたものが記録として残るということに意識をし始めたのだと思います。
この本は文章を書くことに苦手意識がある方の強い味方になるはずです。
ある程度の基本手順を身に付けてしまえば、書くことに対しての抵抗感も減ることでしょう。
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■文章をうまく書くには普段からの素材集めが大事
本書にもありますが、文章をうまく書くためにはまず「素材」が絶対に必要です。
どんなに優れた文章を書ける人でも、素材が無くては話にならないということです。
普段の生活の中から目にしたことや感じたことをピックアップしておくという王道的なことが効果的なのです。
よくメモ関係の自己啓発本でも書かれていることですよね。
スマホでの写真撮影など(写真の場合、迷惑行為防止条例に触れないレベルを意識することは必要です)ピックアップの方法はいろいろとあるかと思います。
気なることが頭に浮かんだり発見したことはこまめに記録しておく習慣が大切です。
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■書き方の5つのポイント
いざ書く時に意識しておくべきポイントをわかりやすく取り上げてくれています。
①一文を短くするということ
目安としてはおおよそ一文を60文字程度にしてみる。
読みやすく、理解しやすいという観点で読み手側のことを考えたポイント
②最初から完成原稿にしないこと
いきなり完璧なものを作るのはムリ。
自分で集めた素材をもとにしゃべってみる感覚でざっと書いてしまうことが必要。
粗々で書いて、細かく後から推敲することが大切
③トータル的に長い文章が求められてもひるまないこと
どんなに長い文章でもそれは短い文章の積み重ねでしかない。
3000文字書くことは500文字の文章ブロックが6つで構成されると考えれば、決して無理な量ではない。
④文章の見た目に気を付けること
読みやすく、理解しやすいことを意識するためには、ぎっちりと文字が詰まった形式ではなくて行替えを適度にするなど隙間を空けたほうがよい。
⑤凡ミスに注意すること
どんなにうまい文章でも文中の名前や社名などが間違っていたら最悪の印象をもたれてしまうのでそこはしっかりと推敲する。
そして文章をうまく書けるようになるための最強のトレーニングは「読む」ことです。
他の方のうまう文章を読むことが効果的であると教えてくれています。
普段から良い文章に自分を馴染ませておくということも大切だということですね。
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■文章をうまく書けているか自分自身を振り返ってみると
・普段の仕事で文章を書く機会も多くあるけど、部下の書いた文章をチェックする場面のほうが多いかもしれません
・20年以上前からブログで毎日文章を書くことを続けてきています
・本を読むことを習慣としています
という感じで、子供の頃と比較すると驚くほど文章に触れている状態でした・・・
やはり積み重ねが大事なのだと感じます。
でもこれだけ続けてきても作家さんのように長く練られた文章(出版レベル)を書くのはムリです。
そこはやはりある程度の才能も関係してくるのではないか?と個人的には思うのですがどうでしょう・・・
それでも自分なりに書く機会を設けられていることは良い事だと感じています。
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