2020年から新型コロナの流行の影響を受け、多くの人が「ステイホーム」を余儀なくされました。
仕事をしている人はリモートワークを強いられ、あらゆる行動が制限されてしまいました。
特に一人暮らしの人は誰かと直接的に話す機会も減ってしまい、孤独を感じる頻度も高かったのではないかと思います。
著者の方は精神科医なのですが、自分ですら空虚感に包まれたと言っています。
最近では緩和状態にもなり、徐々に以前の姿に戻そうとはするものの、一度ついた習慣はなかなか元に戻すことは難しかったりします。
感染症や災害はまたいつ訪れるかわからないのも事実です。
そんな時に楽に生きていくコツを紹介してくれているのが本書です。
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■一人ぼっちの1日を過ごす時に気にしてみよう
①朝起きたらまずやること
目が覚めたらまずカーテンを開けること。
太陽の光を部屋に取り込み、自分に浴びせることで体内時計を調整することができます。グッとその場で背伸びをするとさらに気持ちがいいものです。
太陽光は「幸せホルモン」のひとつであるセロトニンの分泌を促し、ストレスホルモンの抑止力にもつながるそうです。
とても手軽で効果の高い方法です。
②起きられない場合には
頭がボーっとしてなかなか起きられない時の状態は体が「もっと寝させて」と訴えている時です。
「睡眠慣性」と言われるそうで、肉体疲労やストレスで心身疲労がたまっている時のようです。
カーテンを開けに行くこともできない状態の時は、タイマーで音楽がかかり、照明がオンになるようにしておくなど、時間とともに起きている時の環境に体を慣れさせていくことが大切なようです。
スマホから出るブルーライトも効果があるみたいで、まずスマホを手に取りニュースを読むなども効果的なようです。
③ご褒美タイム
クタクタに疲れてしまったら徹底的に自分を甘やかすことです。
頑張っているのに報われないなど気持ち的な疲れが出る時もあるでしょう。
そんな時はスイーツ、アロマなど自分が癒されることを見つけてみましょう。
そういえば昨日自分も衝動に駆られてプリン買ってしまいました・・・
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■物事のとらえ方
①自分をケアする
本書で紹介されている「膝をよしよし」という行為は、気持ちが疲れた時に椅子に座ったままの姿勢で膝頭を手のひらで10秒ほどゆっくり撫でるというもの。
じんわりと膝があたたかくなり、手のひらにぬくもりが伝わってきます。
その次はふくらはぎを足元から心臓のほうへ優しく撫で上げます。
これを「スージングタッチ」と言い、自分のぬくもりで自分を癒すセルフケアの方法だそうです。
実際にやってみましたが、なかなか良いですね。
②別の角度から物事を見る
例えば予定されていたことがコロナで延期せざるを得なくなった・・・
という時、がっかりするだけでなく、延期されたことでかえって良かった!ということを逆に見出してみると、改めてその実現までの時間が楽しくなったりすることもある。
そんな物事のとらえ方も良いのではないでしょうか。
■まとめ
本書では、自分が陥った状態をどうケアするかという観点で、様々な考え方や工夫が紹介されています。
コロナでなくとも、人間であれば日々の気持ちや体の浮き沈みは必ずあるものです。
ニュースひとつの内容を見聞きしても、ショックを受けることもありますし、会社勤めの方は在宅勤務から出社勤務に復活していろんな人と話す機会も以前のように増えてきている状況でもあるかと思います。
その状況変化によって逆に感じるストレスもきっとあるかと思います。
そんな時はあえて1日誰とも話さない日があってもいいのだと感じました。
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