◎「頭がいい」とは「話せる」ということ
「頭がいい」「知識が身になっている」というのは、ただ学んでいるだけではだめで、「自分のことにして話せる」「使える」というところまでしておく必要があります。
説明時によく資料の内容をそっくりそのまま読んでいる人がいると思います。
これは説明というよりも、たどっているということにすぎません。
自分事としてきちんと内容を把握しておけば、資料には無い部分、説明を聞いている人に対して理解を助けるようなところまでに状況に応じて言及できるようになります。
著者の新メソッドを使い、知識を「まとめる」「整理する」方法を紹介します。
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■この本の目次紹介
まずざっと眺めてみてください。
タイトルにもあるように、自分の理解したことを20字でまとめるという表現が随所に登場してきます。
この目次を見ただけでも、自分のとらえたことを簡潔に整理して理解を深め、積極的にそれをアウトプットすることにより、自分の中に知識としてストックする。
そんなサイクルが想像できるかと思います。
第1章 「学び」に関する間違い ・なぜ20字にまとめると「学び」と「結果」がつながるのか
第2章 20字でまとめる
・20字にまとめるためのノート・紙1枚の使い方
第3章 実践編 学びを20字でまとめる
・読書を20字でまとめる
・セミナー・イベント・誰かの話からの学びを20字でまとめる
・教養を身につける
・覚えた情報を20字でまとめる
・自分事化した「20字」を一覧にする
・自分事化した「20字」を積極的にアウトプットする ―― 他人との「違い」が自分の「学び」になる
第4章 最短で仕事に直結するビジネスパーソンのための学び方
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■うまくとらえた後のアウトプットが大切
読書、映像、講義など、自分に対してインプットの機会は日常的に多々あるものの、それをインプットしたままでいると、だんだんとその情報も薄れていってしまうと感じています。
この本では、学んだことを覚えておくためのカギは「目的の明確化」「思考整理」「端的な要約」にあると教えてくれます。
その具体的な手段として、学んだ内容を紙1枚にまとめていき、最終的にはそれを20字にアウトプットする方法が述べられているのです。
上記の目次でもそのサイクルを順を追って説明してくれています。
簡単に見えるようでも実際に回してみると慣れるまでなかなか難しいものです。
■自身のことを振り返ってみると
思い返せば私が大学生の頃、卒業論文に着手する際に、担当教授から「だらだらと長く論文を書くのではなく端的にまとめて書くように」と言われた記憶があります。
極力少ない枚数で提出するよう要請されたことがあるのです。
さすがに20字とまではいきませんが、今思えばしっかりと自分の考えをまとめること(自分のこととして吸収すること)の大切さを教えたかったのだと思います。
日常の仕事の中でも、要点を押さえずにずっと長く話をしてしまう人に遭遇することもあります。
トータル的にとらえると、言いたかったことは本当に少ない言葉でまとめられる程度のものであったり・・・
すっきりと簡潔にまとめることは意外に難しく、脳みそに汗をかかせて考えることも必要なことだと感じました。
そのような癖を普段からつけておくと様々な場面で役に立つことでしょう!
このブログももっと簡潔にわかりやすく書くべきですかね💦
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