世の中のいわゆる成功者と言われている人々の習慣として共通することが、「早起き」であることだそうです。
この本の著者は明け方の時間を「人生のボーナスタイム」と呼んでいます。
早起きをして自分の好きなことをするという至福の時間は私自身もよく感じています。
本を読んでもいいし、散歩に出かけてもいいし、誰にも邪魔されず思い思いに過ごせる早朝は本当に贅沢な時間なのです。
毎日実践しなくてもいいのです。
1週間に1度でもそんな時間を体感すると今後につながると思います。
自分の習慣を変えてみたいと思っている方にはとても参考になると思います。
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■人生のボーナスタイム
日頃の疲れからなのか、特に週末にはお昼ごろまで寝てしまう。
それが疲れを取るには良いと感じて(自分に言い聞かせて?)いる方も多いかと思います。
自分自身も若い頃はその考え方でした。
季節的にも特に冬などは布団の心地よさに負けてしまい、いつまでもゴロゴロとしていたものです。(いわゆる二度寝です)
でも休んでいるつもりであってもなんだか疲れもとれず、気持ちも満たされない状態でした。
しかし結婚して、子供ができると生活が変わり、さらに自分自身もやりたいことが生じてきたりすると、家族のための時間を優先するあまり、自分の時間が少なくなってしまうのです。
そこで朝の時間を使ってみようと思い始めました。
実感してもらえれば説明はいらないと思いますが、日中が周囲の人や事象に自分がコントロールされている感覚に対して、早朝は「自分がコントロールできる時間」であることを実感できます。
でもその早起きが難しいのですよ!と言う方もいると思います。
でも、一度試してみてください。
絶対にそのメリットを感じることができると思います。
もし習慣化できれば、逆に早起きができなかった時に罪悪感を感じてしまう程になると思います。
■成功者たちの習慣
世の中の成功者たちは早起き習慣の人が多いと言います。
人知れず朝の時間を有効に使っていて、日中はあまり忙しくしているように見せない感じも受けます。
恐らく朝に集中して様々なことをこなし、自分に少し余裕を持たせているのではないかと思います。
時々ですが、朝のカフェなどを除いてみると、わりと多くの人が自分の時間を使って読書や勉強などをしている風景を見ます。
自分の気が付かないところでそんな動きもあるのだと感じさせられ、少し焦りを感じるほどです。
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■早起きを習慣化するコツは?
セットした時間に目覚ましのアラームが鳴りだします。
そこで「あと5分だけ寝よう」とは思わないことです。
たかが5分寝たところで気分が変わるわけではないのです。
著者はやり方を紹介してくれていますが、アラームが鳴った瞬間、「5、4、3、2、1」とカウントし、5秒以内にアラームを切って、目をこすってでも起きるそうです。
そして体を起こすだけ!
私の場合には布団で寝ていますが、体を起こしてそのまま布団をたたんでしまいます。
そして洗面所に行ってうがい、と顔を洗ってしまいます。
その段階で結構目は覚めてしまうものです。
■何時に寝るかが大事
早起きの反動で睡眠不足にならないだろうか?という疑問を持つ人もいるかと思います。
成人の適切な睡眠時間は7時間程度と言われているようです。
そうすると、朝5時起床を目指した場合には夜10時には就寝することが理想です。
でもなかなかそうはいかないと思いますので、その場合には起床時間をあと倒しするなどして、コントロールすればよいかと思います。
最初は日中に眠くなる瞬間も出る可能性はありますが、体が徐々になれてくるかと思います。
自分自身の反省としても、起床時間に対して就寝時間をうまくコントロールできていないことです。
どうしても就寝も遅くなってしまうので、結果として睡眠時間を少なくしてしまう傾向にあります。
これは改善していかなければいけませんね。
■一日のスケジュールを考えてみる
一日のスケジュールを考えてみましょう。
早起きの結果として余裕のある一日になるかどうかは大変興味のあるところです。
周囲に流されずに自分の時間を把握しているかということが一日のスケジュールを充実させる秘訣と言えます。
著者の方は、大きなくくりで時間を分けているようです。
明け方、午前、午後、退勤後という感じです。
それぞれのくくりが何時間あるのかを把握し、自分のコントロールできる時間なのか、そうではないのかも区別します。
早起きが実現できたら、ボーナスタイムは好きなことに使いましょう。
・先延ばしにしていたことを解消する
・軽い運動をしてみる
・読書をする
・勉強する
いろんなことができそうです。
でもこれをすべてやろうとは思わないことです。
自由時間ゆえ、自分に負担をかける必要はありません。
退勤後にもし疲れていても、早めに寝て次の日の早朝にやりたいことができれば心理的にも救われてきます。
早起きから自分の習慣を変え、自分の世界がさらに広がっていく感覚を味わっていただければと思います。
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