「頑張っているけれど成果が出ない」「自分は能力がないんだ」と自信を失いかけている人はいないでしょうか・・・
それは努力の方向性が間違っているだけで、あなたの能力が不足しているわけではないかもしれません。
もしかすると、まだ成果が出る前の段階かもしれないし、実は成果が出ていることに気付いていないだけかもしれません。
視点を変えて、やり方を知ればきっと努力が報われます。
もちろん今までやってきたことがムダになるわけでもありません!
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■著者がこの本で言いたいであろうこと
累計102万部突破の本書の人気著者も、昔は学年で一番太っていてスポーツも苦手、勉強ができず塾を転々としていたそうです。
偏差値も30台の落ちこぼれで、退学寸前の警察沙汰を起こし…
そこから心機一転して努力した末に、ケンブリッジ大学大学院まで進むことになったのです。
そこで学んだ心理学的知見を入れつつ、身近によくある「頑張っているのにうまくいかない」あれこれをどう突破するかについてお話ししてくれています。
あなたの努力をムダにすることなく、明日から新たな一歩を踏み出したくなるきっかけの本になると思います。
■努力が「報われる人」と「報われない人」の考え方
この本では、報われる人とそうでない人の考え方を以下のように紹介してくれています。
自分の「がんばるべきポイント」と「誰かの力を借りるべきポイント」を明確に示してくれています。
自分自身がどういう傾向なのかをチェックしてみましょう。
・努力は手段に過ぎないと考える
努力が報われる人は努力を手段に過ぎないと考え、報われない人は努力を正義だと考える傾向にあります
・過去形で自分をイメージする
努力が報われる人は過去形で自分をイメージし、報われない人は未来に不安を抱きます
・誘惑と戦わない
努力が報われる人は誘惑と戦わず、報われない人は誘惑との戦いを制しようとします
・have doneを見える化する
努力が報われる人はhave doneを見える化し、報われない人はto doばかりを考えます
・まず聞く
努力が報われる人はまず聞き、報われない人はまず話します
・マネを厭わない
努力が報われる人はマネを厭わず、報われない人は自分らしさを追い求めすぎます
・課題を因数分解する
努力が報われる人は因数分解(きちんと分析)をし、報われない人は気合いをかけます
・反復を重視し、サラサラ覚える
努力が報われる人はサラサラ覚え、報われない人はうんうん暗記しようとします
・時間帯で戦い方を変える
努力が報われる人は時間帯で戦い方を変え、報われない人は13時の魔物と戦います
・WHOを積み重ねる
努力が報われる人はWHOを積み重ね、報われない人はWHATに重点を置きます
たくさん紹介しましたが、これだけの項目をひとつひとつ自分に当てはめて検証してみると、確かに「頑張る」「努力する」という精神論に固執しすぎてしまう面があると反省します。
結果をどうやって効率的、効果的に出すかということを考えれば、ある意味自然なことなのかもしれないと気付かされます。
自分自身を振り返るには非常に良い確認項目だと感じます。
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■この本を読んでの感想
昨今よく言われるように、AIに仕事が奪われてしまう!という危機感に対峙するのではなく、それをうまく活用して自分が担当したことを効率良くやれるようにする。
という柔軟な考えも必要ですね!
ChatGPTもフル活用してみることもありです。
将棋の棋士の方々は学習にAIを取り入れるなど、ある意味こだわりを捨てた人が強くなる人なのかもしれません。
でもそこにはやはり活用する「人」がいるわけです。人間としては無機質にならず、人との関わりも大切にしながら信頼を勝ち取ることも必要ですね。
この手の自己啓発本は時々読みたくなります。
少しマンネリ化してしまった自分自身の意識をリセットする意味でもよい刺激になることを狙って・・
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