今後の時代に求められる能力
20万部突破のベストセラー『地頭力を鍛える』がコミック化されています。
多くの反響を呼んだ思考法が、まんがのストーリーで簡単に学べるのです。
知識吸収だけでなく、自らいろいろと考えて進むべき道を提案していく力が時代的に求められるようになってきました。
自分の発想力、そしてそれをどうやって提案という形にしていくのかを学ぶ入口を知りたいという方にはぴったりな1冊です。
難しく書かれた専門書を読む前に、読みやすいマンガのストーリーで考え方の全体像をつかみましょう。
1時間程度で読むことができると思います。
そして次の日から自分を変化させていくきっかけをつかめると思います!
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■この本を手に取った背景
勤勉で努力家なのに結果が出せず、27歳にしてすでにリストラ予備軍のがけっぷちOL・川口美鈴が主人公です。
彼女が様々な場面で思考法を転換していく様子を分かりやすいストーリーで紹介してくれています。
私がこの本を手に取った理由はただひとつ・・・
私が地頭が悪いから・・・
思い返せば若い時から思っていたのですが、もっと頭がよくならないかなあ・・と
自分の周りで頭の良い人はたくさんいて、必要以上に劣等感を感じてしまうこともありました。
そんな中でも自分なりに努力はしてきていて今があるのですが、やはり頭が良いことには憧れてしまう・・・
まんがで読みやすいストーリーから自分で改善できる何かが発見できないかと思ったのです。
■本書で紹介してくれていること
本書では、以下の構成でお話が展開されていきます。
・PART1 結論から考えよう
・PART2 全体から考えよう
・PART3 単純に考えよう
さらに3つのパートで地頭力固有の3つの思考力である
・仮説思考力
・フレームワーク思考力
・抽象化思考力
を解説してくれています。
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■地頭力を身に付けるとは
知識が豊富な人がいわゆる地頭力がある人なのか?
例えばクイズ番組などで問題にすぐに答えられるような人を見ると、「この人、頭がいいなあ」と思いがちです。
でも本書では、知識が豊富な人≠地頭力のある人と唱えています。
今の時代、ネットやAIの力を借りれば、知識についてはいくらでも素早く誰でも調べることができます。
大事なのはその知識を使って何を考えるか?
お題に対してどんな提案や企画ができるのか?
ということになります。
いわゆる正解のない世界に自分なりの考察で提案し、そして相手を納得させるにはどうしたらいいのか?
それを実施できる人が「地頭力がある人」とされているのです。
■完璧を求めすぎずにブラッシュアップ
私もそうでしたが、多くの人は仕事でなにか提案しなければならない時にどうしても完璧を求める傾向にあると思います。
こう問われたらどのように答えようとか・・・
もっと理論武装しておかなければいけないとか・・・
でも実際はある程度の骨子で報告、相談、質問をしながら求める側の意識を確認しつつ、そしてそれを短いスパンで何度も繰り返しながら内容をブラッシュアップしていくというやり方がベストなのです。
いくら自分なりに完璧に準備していったつもりでも、大抵の場合には別の意見や方向性に話が変化するケースも多くあります。
その手戻りを少なくするために、こまめに意識をすり合わせていくことがとても大切なのです。
その対応の仕方や考え方こそが地頭力と言えるのですね。
■本書を読んだ感想
まんがでストーリーを読んでいくだけで理解できるうえに、地頭力についての理解が深められるようになりました。
各PARTにまとめの解説文も掲載してくれいるのでストーリーからの振り返りで学ぶべき点を振り返ることができるのでありがたいです。
そして嬉しいのは巻末には、「地頭力を鍛える」BOOK LISTが掲載されているのです!
この本をきっかけにして今後自己啓発をしていくにはとても便利ですね。
ただ読むだけで地頭が良くなるということではありませんが、この本を読んで今後の自分の行動変容を起こすことが大事だと強く感じました!
難しいけど💦
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