yahooニュースでカメルーンのコンボさんが「日本人、死なないで欲しい」とメッセージを発信している記事を読みました。
X(旧Twitter)で、泥だらけのバケツの上に置かれたノートの画像には《日本人、過労自殺が多いと聞いた。死なないで欲しい。仕事は辞めていい。世界はとても広い。アフリカに来い》というある意味救いの言葉がつづられていたようです。
投稿した動画は100万回再生を超え、「命を救われた」とのコメントが相次いでいるそうです。
日々の仕事生活での悩み、人間関係での悩みなど、メンタル的な衰弱に陥る状況ととなり合わせで活きている我々にとっては正直気持ちが惹かれる思いがあります。
特に若い人たちからの関心が寄せられているようですね。
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■はっきりとした救いの言葉のありがたさ
「もっと自分のことを大切にして、仕事が嫌なら迷わずに仕事を辞めてほしい」
このような言葉は頭ではわかっているものの、日本の中でははっきりと言ってくれる人はどれくらいいるのでしょうか?
自分が言ったことでもっと状況が悪くなってしまわないか?
そんなことを頭によぎると言ってあげたくても言葉がでない・・・
私もある会社の人事責任者として日々の仕事をしていますが、やはり会社でもメンタル疾患に陥ってしまう人も少なくはありません。
そのフォローをする機会も多いですが、はっきりとコンボさんのような言葉をかけることができたら、ひょっとしたら救われる人もいるのかもしれません。
「挫折や失敗は全ての終わりではなくて成功の始まりだと、アフリカ人は信じている。つらいことがあっても、自殺を選ばないで」
「日本が合わないなら、アフリカに来い」
そんなコンボさんのメッセージは私にとっても衝撃的でした。
■コンボさんとは何者?
アフリカのカメルーンにいるコンボさん(33)=本名サンミ・ファイェニュウォ。
カメルーン西部にあるデュラという農村で、養鶏場を経営している方のようです。
かつて知り合った日本人と交流する中で、日本にすごく興味がわき、Google翻訳を使いながら、日本人向けにXとYouTubeで発信するようになったとのこと。
たくさんのユーモアある発信もあるようですが、その中で日本の社会問題に対しての問いかけも積極的にしているようです。
「多くの日本企業は労働者に対するリスペクトや感謝が足りないように思いました」という感想もあるようです。
カメルーンからは遠く離れた日本の人々に対してこんなにも思いを強く持っていただけるなんて、日本人を救おうと思ってくれているなんて、本当に感謝ですね。
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■救いの言葉を受けて
日本人は失敗が悪いことで、成功が全てだと信じていないだろうか?
コンボさんの問いかけにハッとしました。
自分の行動を振り返ってみると確かに、失敗しないようにと神経を使いながらある意味ビクビクしながら物事に取り組んでいるのではないか?と思ってしまいます。
日本人の特性なのか?失敗や物事の粗に対して、指摘や厳しい言葉をはっすることはとても得意ですが、ちょっとでも頑張ったことに対しての賞賛の言葉や褒めることがとても苦手な人種だと感じます。
普段から普通にねぎらいの言葉をかけることができたなら日本もかなり変化するのかもしれません。
コンボさんに心配をかけてはいけませんね。