「置き配」使ってポイント還元 斉藤国交大臣が表明 1回最大5円 10月からというニュースをみました。
ねらいは配送ドライバーさんの業務負荷軽減と理解しています。
確かにネットでの購買機会が以前にも増している中で、配送ドライバーさんの負担はかなり増えているのではないかと感じています。
個人宅の方の事情は様々で、仕事をしている人もいる中では不在の状況もあり、やむを得ず再配達ということにもなっていたでしょうから、それを置き配にすることで負荷を解消しようということですね。
一方、置き配される側にとってもポイント還元というメリットも考えられているのでしくみとしてはおもしろそうです。
10月以降順次運用されていくようですが、実態から問題は生じてくるでしょうか?
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■受け取り側目線での効果と懸念
置き配を活用することで一定のポイントが付与されるというは面白いアイデアだと感じました。
あまり良いことではないかもしれませんが、在宅していても人と会うのが苦手な人や、感染症が流行っている時の対応としてはかなり有効かと感じます。
また、在宅していないと受け取れないという、とくに普段不在にしている方にとっては早めに購入物が手元にやってくるのでムダなストレスを感じないで済むという点も良いかと思います。
ただ、ある程度セキュリティがしっかりとしている場所であればいいのですが、置き配をすることによって放置される荷物が紛失するリスクはないのか?
ということが個人的には懸念です。
世の中にはいろんな方がいますので、あえてそれを狙った置き配物盗難などが生じはじめなければいいなと感じます。
その場合、配送側の責任なのか?置き配を希望した側の責任なのか?
難しいところです・・・
もちろん悪いのは盗難する人ですが・・・
■業務の効率化でドライバーさんの負荷を減らす
どんな仕事であっても、一定の手戻りというものは発生すると思います。
普段から仕事をしていても、どうしてこの作業はあるのだろうか?
なんとかこの作業を減らせないか?
と考えるものの、なかなか実行に踏み切れないものです。
今回サービスという面においては、面直で配達をするという従来の丁寧さを犠牲にすることにはなりますが、その分消費者側の満足度も減らすことなく実現できそうなしくみなので、おもいきった業務効率化に踏み切ることには敬意を表したいと思います。
結果としてドライバーさんの負荷が減ることで一定のワークライフバランスが保てるようになればベストかと感じました。
■消費者側の属性によるデメリット感
ただし、消費者側には様々な属性の方がいらっしゃいます。
今回のこの置き配を活用しようとする方々は、恐らく一定の若い層になるのかと思っています。
高齢化の世の中というお年寄りが多い中で、この層がどれだけうまくこのしくみを活用できるのか?
また、このしくみをうれしいと思うのか?は個人的には疑問があります。
最近どんな業種でもサービスの媒体がネットを通じたスマートフォンがあたりまえですが、お年寄りにとってはこの手段ハードルは高いと感じています。
せっかくの良いしくみが手段を扱う難しさによって適切なサービスが受けられないという残念さも生じてくるのではないかと思います。
先日、スーパーのセルフレジでかなり困っているご老人に直面しました。
店員さんは手を差し伸べることはあまりできていないようでした・・・
となりで会計していた私が一緒にやったのですが、確かにお年寄りにとっては少し複雑なのかな・・・と
少し気の毒な気持ちになったのも事実です。
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