「国籍を理由に入店拒否 法的には」・・・
というニュースが個人的には非常に気になりました。
ある新宿区大久保にあるお店が入り口に「多様性とか寛容とか色々言われている昨今ですが嫌な思いをして働く気はないので中国人、韓国人お断りします〉
と店先に掲示した写真を投稿しているとうのです。
これは「差別ではないか」と騒動になっているらしいですが、私も個人的には疑問がわく行為だと感じています。
こうしているからにはそれなりのお店側の背景は当然あるのでしょうが、その背景が語られることなく一方的に属性で拒否してしまうのはどうかと思います。
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■それぞれが持つ背景に行動の理由はある
どんな行為にもそれに至った背景があるはずです。
このお店もただなんとなく感情的に拒否をするような掲示をしているわけではないと思うのです。
想像ではありますが、恐らく過去になにか事象があり、それについてとても嫌な思いをしたなど理由があるからこそ、このような対応をしているはずです。
でも、その背景が周知されていない状況では、一方的な拒否行為にしか見えないというのも事実です。
お店側を擁護するわけではないのですが、きちんとその背景についても語った上で、そして今回のようなやり方が本当に間違っていないのか?
を検証すべきなのかもしれません。
■飛躍した考え方に注意すべき
「最近の若い人は・・・」というようなセリフって昔は良く聞いた気がします。
いわゆる属性でくくった言い方をしてしまう行為です。
例えばたったひとりの若者が世の中的に適切でない行為をした場合、その人ではなく「最近の若い人は・・・」と属性で批判をしてしまうようなこと・・・
これは注意しなくてはいけません。
冷静に振り返ってみると危険な考え方をしていることはないでしょうか?
・おじさんは加齢臭があるとか
・政治家は腹黒いはずとか
(適当なこと言ってしまって本当にすみません💦)
特定の一部の人の事実事象からなんかイメージでとらえてしまっていることってないでしょうか?
この考え方は改めなくてはいけませんね。
また個人の人に対しても同じことで、特定の人がある一つの印象の悪い行為をしただけで、「あの人はそういう人だから」と決めつけてしまうことも同じだと感じます。
■言葉による人への心理的影響
そして言葉が人に与える心理的な影響をもっと考えるべきだと思います。
背景のことが語られず、イメージだけで淡々と言い放たれた言葉は時には人をかなり傷つけることになると思います。
発信している側がそれほど気にしていなくても、受け止める側がどう感じるか?
それをもっと真剣に考えるべきです。
パワハラをはじめとして昨今は○○ハラスメントという話題も増えてきました。
それを引き起こす人の特徴としては、自分の言葉がどれほど他の人にダメージを与えるのか?
を全く理解しようとしない人なのだと思います。
私から見ると、どうしてそれを気にすることができないのだろうか?と不思議に感じられてしまうほどの人が近くにもいます・・・
そこに立場や社会的地位が加わるとその言葉の重みはもっと増してきますので、そのような人は場合によっては自分が発した言葉が人を死に追いやることもありえるのです。
十分に注意してほしいというのが私の願いですね。
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