突然、燃え上がった若者の頭・・・
心臓だけ腐った男の死体・・・
池に浮んだデスマスク・・・
幽体離脱した少年・・・
警視庁捜査一課の草薙俊平が、説明のつかない難事件にぶつかったとき、必ず訪ねる友人がいる。帝都大学理工学部物理学科助教授・湯川学、常識を超えた犯罪と謎に天才科学者が挑む。累計1300万部突破、空前絶後の人気ミステリー・シリーズの記念碑的第一作。解説・佐野史郎
最近、東野圭吾さんの作品連投です!(それほど好きなんです!)ガリレオと言えばどちらかというとテレビドラマから入っている人も多いのではないかと思います。実は私もその一人・・・
湯川教授役の福山雅治さん、草薙刑事役の北村一輝さんのイメージが固まりすぎました!お二人ともかなりかっこいいため、とてもスマートな印象をストーリー含めて私にインプットされました。
実際にお話も興味が沸く内容ばかりで、湯川先生が事件を物理的に解決することにしか興味を持たないと思いきや、ふと人間的なところも見せる魅力的な場面もあるのです。長編ももちろん楽しいですが、このような短編でさらっと読めるのも魅力です。
この本はガリレオシリーズの第一弾となります。
燃える、転写る、壊死る、爆ぜる、離脱る の5編が収録されています。
このシリーズの新しい作品は時々発表されており、この本のような短編ではなく長編がメインになっていますね。これからガリレオを読んでいく方は是非この1冊目からをお勧めします。
事件に関わる科学的な事実と人の感情が絡む面白さが魅力です。巻末の解説が佐野史郎さんとありますが、実は湯川教授をイメージしたモデルが佐野史郎さんであったというのも驚きでしたね。私はドラマから入ってしまったからなおさら・・・・